■ルールをつくった人 |
ささきかおる バイクサッカー公式審判員第1号 オートバイ開発者 ・5ー7ー5が趣味 バイクボランティアの集まりの中で、バイクサッカーを立ち上げようという声が以前より上がっていたのですが、2000.05.13に静岡県浜岡町のオートバイテストコースにてイベントがあり、第一回目のトライができました。4スト、ノークラッチ90ccの手ごろなバイクが揃い、いつも遊んでいる仲間とルール作りを行いました。 |
コンセプトは、安全、楽しい、技量を上げられるの3点です。 | |
1) | スピードが上がらないようにフィールドを小さくした。低速での加減速、小回りターンを身につける。 |
2) | バイクの競り合い、膠着(こうちゃく)を少なくするため3台ルールを設定。3台がボールに集まったら少ない方のチームのボールとする。 |
3) | 全員がパスをつないで参加できる点、上手い人が1人でバイクのスピードをあげてゴールへ持ち込むことをなくすため一度しかキックできないワンキックルール。 |
4) | 大きいボールを使うことでバイク同士の接触が少ないなど考慮した結果、最初の基本的なルールが出来上がりました。 その他、フリーキック5mライン、ペナルティなどを追加し、できるだけ判定をし易くした現在のルールとなっています。 |
審判としてはバイクのエンジン音や選手がヘルメットをかぶっていることもあり、判定を繰り返し表現するなど工夫が必要になります。 世界には、格闘技的なプロリーグのバイクサッカーもあるようですが、日本で発祥した誰もが楽しめるバイクサッカーを広めて行きたいと考えています。 |
◆ルール簡略版(まずはこちらをご覧ください) |
http://www.kaoru575.net/BS-Rule.gif
◆競技規則第1条 |
サイズ | |
コートサイズ: | 15×20m |
ゴールサイズ: | 幅5mのコーンに渡したバー、およびコーンに当たると得点 |
5mライン: | ゴールラインから平行に5mのライン |
ハーフウェイライン: | なし |
センターサークル: | なし |
ライン | |
ラインの巾もグラウンドの中に含まれる | |
タッチライン | グラウンドの長いほうのライン。 ボールがタッチラインをこえると、アウトオブプレー 最後に触れたプレーヤーの相手側チームから外に出た位置からキックをしてプレーをリスタート。 |
ゴールライン | グラウンドの短いほうのライン。 ゴールはライン上に中央にパイロンを設置する。 |
キックオフ | ボールが完全にパイロン間を通過し、得点が認められた時はでた側のチー自陣のゴールラインからキックオフしてプレーをリスタートする。 守備側はやはり自陣のゴールラインからスタートし、キックオフにより守備のための移動ができる。 |
ゴールキック | ボールがゴールに入らずゴールラインを完全に越えた時ボールに最後に触れたプレーヤーが攻撃側なら、守備側のプレーヤーがゴールキックをしてプレーをリスタートする。 攻撃していたチームは5mラインまで下がらなくてはいけない。 |
サイドキック | ボールがゴールに入らずゴールラインを完全に越えた時ボールに最後に触れたプレーヤーが守備側なら、攻撃側のプレーヤーがタッチラインのどこからでもキックをしプレーをリスタート。 (コーナーキックの類いですが攻撃の巾を広げる目的でタッチラインからとする。) |
◇キックオフ、ゴールキック、サイドキックにて直接ゴールを狙うことができる。 |
◆競技規則第2条 |
ボール | |
スペック | ◇モルテンの車椅子サッカー相当品の革製とする。 ◇空気圧0.6〜1.1気圧 |
破損 | 破損した場所から最後に攻撃側している側からのキックにより始める。 |
◆競技規則第3条 |
チーム | |
プレーヤー3名 | 最低1名の交代要員、最大3名、1チーム計4〜6名まで。 |
プレーヤーの 最小人数 |
退場や故障に寄りプレーヤが1名になった時は試合が無効となります。故意の場合は相手チームの勝ちとします。 前半が終了している場合はその時点の得点は有効。 後半のみの再試合となります。 バイクの台数は予備を含めて最小台数4台とする。 |
交代 | ハーフタイムでのみ交代が認められます。(ロスタイムを設けず試合展開を速めるため) 3名同時に交代も可能。前半後半の申告不要。 |
退場 | 著しく危険な行為(レッドカード)をしたり警告を2度(イエローカード)受けると、そのプレーヤーは退場となり試合に出ることはできません。その場合、交代要員の補充を行います。 |
◆競技規則第4条 |
用具 | |
バイク | TTR90相当(90CC以下、遠心クラッチ) 無改造の市販車。 試合開始の30分前に通常走行における安全点検、無改造の車検を受ける。タイヤの変更は許される。 突起物の保護など安全性を高める部品の装着は認められる。 |
装備 | 革製のバイクブーツ、スネあて(またはパッドの入ったパンツ)肘宛(またはパッドの入った長そでのシャツ)ヘルメット(耳を被うもの) |
◆競技規則第5条 |
中断 | |
バイクの修理 けが人の治療 |
異常が認められた時には、主審の判断により試合を中断する。 すみやかにグラウンドの外へ移動し修理、治療を行う。交代を認められる。 |
試合中の給水行為は禁止 |
◆競技規則第6条 |
審判 | |
主審のシグナル | ◇ファールや試合続行のホイッスルを鳴らす。どちらのボールかはチームが攻める方向で示す。 ◇フリーキック、ゴールキック、サイドキックの場所を示す。 ◇指を2本。続けて2回キックした時のファール。 ◇指を3本。3台ルール。ボールの回りに3台バイクが集まった時。 ◇警告、退場。 |
◆競技規則第7条 |
時間 | |
試合の時間 | 前半、後半各5分。ハーフタイム2分程度。 |
ロスタイム | バイクの修理、けが人の治療のためのロス分を延長する。 |
ゴールライン、タッチラインを横切るなど、プレーが途切れた時点で終了とする。ペナルティキックの場合も続行する。 |
◆競技規則第8条 |
開始 | |
キックオフ | 攻守はコイントスまたはジャンケンにより決定。 勝者がエンドを選択。 |
キックオフの時の プレーヤー位置 |
全てのプレーヤーはゴールラインに並び、ボールはゴールライン上の自由な位置に置ける。 ボールを蹴り入れることで開始する。 ファールがあった場合はやりなおし。 |
◆競技規則第9条 |
得点 | |
(1) | ボールがゴールパイロン間を完全に通過した時、得点となる。 パイロンの高さを越えて通過したときはゴールキック。 |
(2) | ペナルティキックによる直接のゴールはない。 |
(3) | 故意にハンドやボールを投げ入れることによるゴールはない。 ペナルティとなる。 |
(4) | キックしたボールなどが他のプレーヤーの身体やバイクにあたってゴールした場合は得点となる。 |
(5) | ゴール得点により勝敗がきまる。 引き分けの場合、延長サドンデスまたはジャンケン。 |
(6) | 主審に当たってゴールした場合。無効。 最後に接触したプレーヤーの相手チームのキックで続行。 タッチラインに出た場合も同様。 ィールド内の場合は続行。 |
(7) | パイロンにあたってゴールした場合有効であるが、パイロンが倒れた場合は無効となる。 |
◆競技規則第10条 |
ファール | |||||||||||||||
ゴールラインと5mラインの間のファールはファール地点延長点の5mラインからのキックとなる。エリヤがないためペナルティキックはありません。 | |||||||||||||||
(1) | 直接フリーキック(危険行為全般)となるファール | ||||||||||||||
キッカーが直接ゴールを狙うことができる。バイクのフロントタイヤなどによるドリブルでのゴールも可。守る側は5mラインまで下がらなくてはいけない。キック位置は5mラインより後ろのその位置にても可。
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(2) | 間接フリーキック | ||||||||||||||
他プレーヤーへのパスによりゴールを狙うことができる。 相手プレーヤーは少なくともボールから車両一台分離れなくてはいけない。
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(3) | 警告(イェローカード)
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(4) | 退場(レッドカード)
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