■ペーパーライダー公道デビュー特訓

 
 ▼まとめ:

  1)交通の流れにのるには車速60km/hまで短い距離で上げられること。
    直線で加速して先導車に追いつきます。

  2)山道のヘアピン下りは1速下で走りエンジンブレーキをつかう。
    初心者は怖いと思った瞬間クラッチを握って、
    コーナリング中にフロントブレーキを握ってしまいます。

  3)ブラインドカーブはキープレフトが基本。
    対向車が急に来ます。
   

▼ 引率者の注意

  後ろを見ながら走るので、 ヘアピンの対応が遅れ易い。
  ブラインドではカーブミラー注視。
  雨の日のカーブは膨らんでゼブラゾーン、白線にのって滑ります。
   


 ■ ペーパーライダー公道デビュー特訓(1日目)     

          
1.クラッチがつながったらガバッとアクセルを開けられること。
  すぐ2速にチェンジする。
2.エンジンブレーキを掛けられること。減速したらシフトダウン。
3.上体を楽に出来ること。ニーグリップ、片手ハンドルの確認。
4.曲がる方向を見る。身体をそちらへ向ける。
  曲がっているときにはフロントブレーキを使わない。
5.アイドリングでのターン小回りの練習。
  クラッチをできるだけ使わない。

 注意:
  低速走行でのターンでのフロントブレーキ握りゴケ。
  特に重いバイクでは支えきれなくて立ちゴケします。
  バイクを倒しこまずハンドルステアだけで回ると防止できます。

TR100410.jpg 550kB




■ ペーパーライダー公道デビュー特訓(2日め)     

            
1.シフトダウンが出来るようになる。

   ブレーキ無しでもエンジンブレーキ(エンブレ)で
   止まることができる距離を知る。
   アクセルを戻せば意外に短い距離で停止できます。

2.隊列走行の練習

  千鳥の走りと距離感。一台前のバイクは別車線と見るので
  車間距離はその前の車やバイクになります。
  一般道で一車線を半分に分けて走る練習。
  前の人が右へ寄ったら左、左へ寄ったら右へ。
  
  前の人のテールランプばかり注視せず、その前を見て
  自分の判断でブレーキを掛けましょう。

  信号待ち停止は前の人と同じタイミングで発進ができる。
  一度クラッチをつないで1速で動くかどうか確認すると
  発進時のエンストの備えになります。

3.山道のライン取り。前の人について同じライン走る。

  カーブがあっても出来るだけ真直ぐになるように
  車線幅一杯を使って走る。
  
4.コーナリング中のブレーキ

  左端は葉っぱ、砂などで滑りやすいので
  右カーブでバンクする場面では避けましょう。
  雨上がりの左すり抜けも釘を拾うことが多いです。

5.バイパスに乗る。

  初心者は先導のすぐ左後を距離を開けずに並ぶ。
  左側をすり抜けするバイクがあるのでバックミラーを良く見て
  左に寄り過ぎない。

  ※速度を出すことへの恐怖心
    人間は20分続けていると慣れます。
    路面の眠気防止、スピード抑制のハンプや溝も
    速度がある分には安定していることを理解。
    風の強さ速度の2乗で抵抗が増します。

6.信号のタイミングに注意
  列が分断される可能性あり。

 車間を詰めておき自分の判断で止まる。
 無理をして黄色で入らないこと。
 先頭が急ブレーキで止まる場合もあります。  

 *引率者の注意
   赤信号で後ろも入るのは危ないかとブレーキングしても
   後ろの初心者は止まれません。
   止まった後ろから追い越して飛び出していきます。

  何度かビックリしました。
  引率者が急ブレーキかけても、後ろの初心者は対応できないです。
  



■ ペーパーライダー公道デビュー特訓(3日め) プチツー

1.バックミラーを確認する。

  後ろに道を譲る気持ちを忘れずに。
  狭い山道は譲られてもブラインドでは車は危険なので
  広くなった場所や路肩に停止するほうが良いでしょう。

2.遅い4輪もしばらく後ろで走っていると譲ってくれることが多いです。

 手を振って感謝。
3.坂道発進や信号でエンストしないための練習

  停車している時にクラッチを軽くつないでアクセルを開け
  少し前に出たらクラッチを切る。(クラッチはゆっくりつなぐ)
  そしてブレーキをかけるということを都度確認かける。

  2〜3回繰り返す。
  ギヤがローに入っているかの確認にもなります。
  エンストして慌てることがなくなります。

※バイクで指が攣りそうな時の裏技
      余裕のある人は見通しの良いところなどでどうぞ。

 右手:下り坂で右手を離してニギニギ。
    スピードの調整はクラッチで行なう。
    クラッチを切ると空走するので車速が上がる。
    つなぐとエンブレが掛かる。ゆっくりつなぐこと。

 左手:普通に走っている状態では休ませることが出来る。
    よくツーリングなどで左手をももに置いてアクセルだけで
    走っている人を見かけますね。
    信号待ちで握っているのがしんどいので、
    止まる前にニュートラルに入れる。

4.追い越し

  前の車が減速したからと言って、すぐ右側を追い越しては
  いけません。交差点や横断歩道、対向車が来ないか確認します。
  右折する場合もよくあります。

  1本道の場合は見通しの良いところで先の先まで
  覗き込んで見ておくのもリスクを低減します。

  追い越すときは1速シフトダウンしガバっと開けて加速します。

  2台で前後入れ替えながらの練習をします。


■ 寸又峡卒業ツーリング 
TR100516.jpg 535kB