Iwata City
ヤマハ俳句クラブ/吟行履歴 1997.12〜2006.12
・参考引用:岩波書店/広辞苑CD-ROMより調べたものがあります。
パソコン検索にて簡単に調べることができます。
焼津・花沢の里
Hanazawa no Sato in Yaidu City.
2006.12.23(土) haik061223.jpg 727kB
花沢の里は年配のご夫婦などのハイカーとよく行き会います。
焼津駅からも徒歩にて適当な距離かと思います。
食事と吟行場所は「かどや」
●今月の吟行句:
細道の山の暮しや冬菜畑 久美子
冬紅葉浮かべて沢の音柔し 信昭
母と子の語らふ窓辺暖房車 眞苗
●今月の季語 : 冬
山冴える、クリスマス、実南天、空っ風、ボーナス、咳(しはぶき)、年之瀬
●豆知識
焼津は、『日本書紀』の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際、
賊に火で攻められ、「向かい火をつけて」難を免れ、
「天叢雲(あめのむらくも)剣で草を薙ぎはらい」、「賊を焚いて滅ぼした」
という伝説にちなむ地名とされています。『古事記』では
焼津を相武(さがむ)国としています。
この「やいづ」は、
「イ・アウィ・ツ、I-AWHI-TU(i=past time,beside;awhi=embrace;tu=stand,settle)、
(賊軍に、または野火に)包囲されて止まっていた場所のそば」
の転訛と解します。
出典:ポリネシア語で解く日本の地名・日本の古典・日本語の語源
http://www.iris.dti.ne.jp/~muken/timei05.htm
date of access:06/12/28
引佐町渋川
Shibukawa in Inasa Town.
2006.11.11(土) haik061111.jpg 460kB
レンガ作りの苔生した凱旋門。大銀杏の木が見事。
からくり人形のある親水公園。動くのは10:30、二時間おき。
食事は「いいのや」
●今月の吟行句:
古農家の土間の暗さや神無月 信昭
片時雨傘を忘れてもどり道 和美
峠越え冬日さしたる里に入る 博仲
凱旋の門の小さく神の留守 久美子
山里の新酒新蕎麦人親し 眞苗
●今月の季語 : 冬
木の葉落つ、お茶の花、木枯らし、綿虫、冬木立、裸木
杉落葉、萩黄葉(はぎもみじ)、実南天、干大根
●豆知識
井守と守宮(やもり)
井守:サンショウウオの一種。日本固有の動物。赤い腹。季・夏。
守宮(やもり):トカゲ目トカゲ亜目の爬虫類。季・夏。
森町小京都の町並み/次郎柿原木
Litlle Kyoto in Mori Town.
Raw wood of Jiro persimmon.
2006.10.28(土) haik061028.jpg 445kB
●今月の吟行句:
窯元の路地に色なき風渡る 理弘
毬栗の落ちて旧家の老夫婦 かおる
●今月の季語 : 秋
どんぐり、案山子、栗、菊、鶺鴒(せきれい)、新蕎麦、零余子(むかご)
●豆知識
蔀戸 :(しとみど)商店の前にはめ込む二枚の横戸。
森町の古い商店にはまだ残っていました。
小六月:陰暦十月の別称で、暖かい日和が続くこと
森町香勝寺「ききょう寺」/袋井 千鳥ケ池
Koushou Temple (Temple of bellflowers) in Mori Town
Chidorigaike in Fukuroi City
2006.9.23(土) haik060923.jpg 406kB
●今月の吟行句:
築山に日射し和らかとろろ汁 信昭
弔問の足元照らす佳宵かな 理弘
ヤッホーの声近づいて子等の秋 かおる
●今月の季語 : 秋
生姜、芒(すすき、薄)、桔梗(ききょう)、十月桜、良夜
木通・通草(あけび)、唐辛子、夜食、茸、萩
●豆知識
秋の七草 万葉集 山上憶良(やまのうえのおくら)
秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり) かき数うれば
七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花
袋井市 小笠山エコパ、ビオトープ
Biotope of Ecopa in Fukuroi City
2006.8.26(土) haik060826.jpg 712kB
ビオトープ、バイオトープ(biotope)はラテン語とギリシア語からの造語で、
「bio(いのち)+topos(場所)」
道教えとの出会いは感激。
一回りして飲み物の自販機を見つけたときには喉カラカラ。
句会場所:ささき亭(千賀子さん特製のお弁当)
●今月の吟行句:
山よりの水絶えし川残暑なる 眞苗
草深を行きて峠は秋の風 久美子
●今月の季語 : 秋
新涼、苦瓜(茘枝れいし)、蜻蛉(とんぼ)、盆、蒲(がま)、女郎花(おみなえし)
秋の蝉、残暑、新豆腐
●豆知識
道教え(ハンミョウ、班猫):夏
道を歩いていくと先々へ飛んで行き、案内しているようです。
日暮(蜩):秋
「蜩初めて鳴く」は夏。蝉は夏。
法師蝉は秋→おしいつく、つくつく法師、くつくつほうし、寒蝉(かんせん)
番外編:阿波の国(徳島〜鳴門)
Tokushima & Naruto City awa060812_15.jpg 297kB
ヤマハ俳句クラブにも何度か参加されている遠藤和良さんの所へ
剣山スーパー林道のツーリングを兼ねて、稔さんとお邪魔しました。
和良さん解説にて巡る大塚国際美術館は大満足でした。
旅から帰りさっそくダビンチコードの本を購入。
胡坐してビール手に見る阿波踊り かおる
汗拭い札所に人のひきりなし かおる
浜松市村櫛 Murakushi in Hamamatsu City
2006.7.29(日) haik060729.jpg 579kB
舞阪:ウオーターサイドという金魚、熱帯魚店
村櫛:八柱神社、随縁寺は由美子さんの実家(ディリーヤマザキ)の目の前、
幸夏ちゃんと初対面。
神社の前は好都合に酒屋。
昼食は「大むら屋」館山寺手前
句会場所: 雄踏文化会館
●今月の吟行句:
遠花火父の背中で夢に入る 理弘
胸に抱く幼子にさす日傘かな 眞苗
大木の道に迫り出し蝉時雨 薫
空蝉の木立のかなた漁船行く 清治
初恋は渚の追憶遠花火 和美
●今月の季語 : 夏
空蝉(うつせみ)、熱帯魚、花火、団扇、汗疹(あせも)、森林浴
炎天、金魚、ビール、夕涼み、藪蚊、日焼け、
●豆知識
雲の峰:夏の積乱雲のこと
浜松市阿多古
Arago in Hamamatsu City
2006.6.24(日) haik060624.jpg 475kB
浜松の北、阿多古川ではもう川遊びをしています。
ギャラリー阿多古館でお昼。梅雨晴の一日はビールがうまい。
平成17年4月に熊・上阿多古・下阿多古・二俣中を統合。
ということで公民館となった上阿多古中の会議室で句会でした。
水のある町は良いですね。
●今月の吟行句:
屏風絵のごとく広がり苔茂る 稔
土寄せの夫婦滴る山を背に 眞苗
駐在の稽古着干され梅雨の晴 薫
●今月の季語 : 夏
涼、梅雨曇り、蜻蛉(かげろう、とんぼ)、ビール、合歓の花、草刈
柿青葉、青芒、涼風(すすかぜ)、葭戸(よしど)、木の枝払う、青田
夏薊、夏の鴨、
●豆知識
(1)大黒:大黒天が厨に祭られたことから僧侶の妻の俗称。梵妻。
(2)枝払うは夏、枝打ちは冬、剪定は春
新居町浜名湖ユースホステル
Hamanako YH in Ari Town
2006.5.28(日) haik060528.jpg 499kB
新居町の裏通りを歩きながら浜名湖ユースホステルへ。
●今月の吟行句:
山道を来て睡蓮の花明かり 久美子
田水引く山峡(やまかい)の池花菖蒲 信昭
●今月の季語 : 夏
十薬(じゅうやく、どくだみ)、代掻き(田植えの準備)、新茶、鯉幟
梅雨、紫陽花、若葉、花蜜柑、鰹、雨蛙
●豆知識
(1)画像にある黄色の花
花菖蒲と、菖蒲とをかけあわして作られた雑種、
厳密には花菖蒲とは言えないようです。
(2) 睡蓮と蓮の違い
・睡蓮…葉や花が水面に浮かんでいる。花は小ぶり。撥水性なし。
和名はヒツジグサ(未草)
・蓮…葉は花が水面から出ている。花は大ぶり。撥水性あり。
細江姫街道、プリンス岬
Hime Kaido of Hosoe in Hamamatsu city
2006.4.22(日) haik060425.jpg 335kB
湖の脇に咲いていた浜大根を引っこ抜いて少しかじってみると
辛味のある野菜の大根の味がします。
姫街道の細い車道を登り展望台へ、遠くに冠雪の富士が見えます。
大無限山、聖岳の山々。
昼食は「魚波」刺身ぶつ切りの豪華弁当
●今月の吟行句:
つばくらめ猟師の着衣逆干し 眞苗
●今月の季語 :
春
豆の花、藤、躑躅(つつじ)、山葵(わさび)、春筍(しゅんじゅん)、
花樒(はなしきみ、もくれん科)、チューリップ、野遊、葱坊主、行く春、
ふらここ(ぶらんこ)=鞦韆、秋千(しゅうせん)
夏
新緑、木苺(花は春)
●豆知識
あやめ(菖蒲)としょうぶ(菖蒲)、かきつばた(杜若)の違い
→花弁の元を見よ!
花菖蒲が黄色の目型模様、あやめが網目模様、杜若が白の目型模様。
磐田市田原手作り親水公園、国分寺址
Handmade water park of Tahara in Iwata city
2006.3.25(土) haik060325.jpg 359K
見過ごしていた親水公園は絵葉書の景色のようです。
桜が5分咲きできれいでした。
お昼はワークピア内のベトナ料理アオザイのランチ
ベトナムうどんのフォーがおいしい。
●今月の吟行句:
幼子と土筆残して草むしり 清治
踏青や裾の濡るるを楽しみつ 信昭
●今月の季語 : 春
雪柳(小米桜)、チューリップ、初鳴、桜花、霞、夕長し、蜆、土筆、
花影、蒲公英(たんぽぽ)、草青む、初蝶、田起し
野蒜(のびる)、
●豆知識
踏青:春先に野に出て青草を踏んで遊ぶ中国の行事
館山寺、宿蘆寺(しゅくろじ)
The Kanzannji of Lake Hamana
2006.2.19(日) haik060219.jpg 535K
浜名湖一周駅伝大会が開催されていました。
沿道で応援。 昼食は大むら屋
館山寺は98.11に同じ場所を回ったことをだんだん思い出しました。
新しく「恋の岬」が整備されていました。
●今月の吟行句:
土手すべる子等制す声水ぬるむ 博仲
●今月の季語 : 春
針供養、春眠、雛飾り、草萌え、やぶ椿、盆梅
●豆知識
涅槃 (ねはん):一切の迷いを超越した、不生不滅の悟りの境地。
涅槃会(ねはんえ):
釈迦シヤカ入滅の日とされる陰暦二月一五日(太陽暦の三月一五日)に、
各寺院で営まれる儀式。
春野町秋葉神社下社
The Shinto shrine of Mt. Akiha in Haruno
2006.1.29(日) haik060129.jpg 535KB
東海自然歩道犬居城跡までのぼり、猪くんに挨拶をし一汗かいてから、
下社入口の門前屋でおいしい昼食(お酒)をいただきました。
お昼のチャイムに宝塚の「すみれのは〜な〜咲くころ〜」が流れます。
宝塚の創始者の1人 「すみれの花咲く頃」 の作詞をした白井鐵造さんの
記念館があります。 春野町犬居の出身です。
●今月の吟行句:
実万両秋葉古道の道標 信昭
春隣火防せの茶店賑わえり 博仲
●今月の季語 : 冬
早梅、水仙、悴む(かじかむ)、鳶、熱燗、白息、札納め、小春日
炭火、冴える、着膨れ
●豆知識
淑気:しゅくき
天地の間に満ち満ちている新年のめでたいけはい。
御降り:おくだり
九州地方で、神輿(みこし)が御旅所(おたびしょ)へ渡御(とぎょ)
おいでになること。
Yaizu Fishing Port
2005.12.18(日) haik051218.jpg 280KB
焼津漁港
テトラポットの先、海の向こうに富士山が見えました。
漁港の休日は静かで、フォークリフトの講習会を行なっていました。
忘年会を「かどや」にて行ない、帰りがけに一っ風呂浴びて
帰りの電車は気持ちよく。
サンライフ焼津
●今月の吟行句:
嶺遠くなほ群青の海冴ゆる 吉治
鯛焼や夕やみ重き城下町 久美子
●今月の季語 : 冬
鯛焼き、マフラー、日向ぼこ
Usagiyama Park in Iwata City
2005.11.27(日) haik051127.jpg 385KB
磐田兎山公園
少年と神明宮で出会い、一緒に吟行しました。
皆さんとの吟行画像はトラブルで喪失してしまいました。
我が家から近いのであとから取り直したものです。
●今月の吟行句:
実千両古墳の杜に灯りをり 久美子
●今月の季語 : 冬
サッカー、ラグビー、大根、苅田、草もみじ、千両、新海苔、小春、山眠る
神の留守、銀杏(いちょう)
Kawana in Hamamatsu City
2005.10.30(日) haik051030.jpg 519KB
川名野外活動センター
山野草の多さは、まるで植物園
●今月の吟行句:
日に透けて木の間に消えし秋の蝶 久美子
木の間より透けて深山の秋日かな 理弘
●今月の季語 : 秋
植物園のような活動センター
われもこう (吾木香)
まつむしそう(松虫草)
きりんそう(麒麟草、黄輪草)
せんぶり(千振)
おとこえし(男郎花)
りんどう(竜胆)
ななかまど(七竈)
あけび(通草)
吟行でつぶした怪しい実、
割ると煙草の灰のようなものがでる実は虫の入ったマタタビ
赤い実の木はガマズミのようです。甘酸っぱい。
おとこ‐えし(男郎花)、おみなえし(女郎花)に似ている。
Ooike in Iwata City
2005.9.25(日) haik050925.jpg 345KB
磐田市大池は野鳥の楽園
●今月の吟行句:
曼珠沙華辿りて尽きず田の小道 眞苗
●今月の季語 : 秋
曼珠沙華、月夜、稲刈り、秋桜、薄の穂、初鴨
●豆知識
ちちろ:蟋蟀(こおろぎ)
つくつくし:(秋)法師蝉、つくつく法師
小鳥来る:(秋)ちいさな鳥が日本に渡って来ること。
Hamakita Forest Park in Hamamatsu
2005.8.24(日) haik050827.jpg 489KB
浜北森林公園
散策と食事に使えます。
レストランには生ビール大ジョッキあり。
●今月の吟行句:
木漏れ日が模様織り成す秋日傘 厚子
坂道をかけ降りて来し夏帽子 久美子
●今月の季語 : 秋
虫の声、色変えぬ松、法師蝉、桃、初嵐、残暑、蜥蜴(とかげ)
●豆知識
秋津:あきつ、あきづ。蜻蛉(かげろう)、とんぼうの別称
Mori Town
2005.7.24(日) haik050724.jpg 327KB
アクティ森のすぐ近くにある古民家、永松朝子さんのアトリエ訪問。
襤褸(らんる、日本の使い古された藍の仕事着、自然布、古布)に
刺子や継ぎを施して作品を作っておられます。
作品を展示販売している秋山木工に展示されている作品の一部
akimoku0507.jpg 66kB
昼食はすぐ近くの手打ち蕎麦「ほっとり」
●今月の吟行句:
先客の影立ち去りぬ夏炉かな 眞苗
工房の昼を灯して吊忍 眞苗
古民家の風はかすかに釣忍 久美子
氷水待ちて日なたの列長し 稔
●今月の季語 : 夏
麻暖簾(あさのれん、のれんだけでは季語になりません)、
日輪草(向日葵、ひまわりの別称)、夏座敷、噴水、雪渓、汗、
涼し、青薄(あおすすき、青芒)、簾(すだれ)、蚊取り線香
●豆知識
日向水:日向は冬ですが、夏の日向に出しておいたぬるい水。
吊忍(荵)、釣忍:つりしのぶを集めて軒先に吊るしたもの。
Flower Garden Of Bebten Town
2005.6.19(日) haik050619.jpg 470KB
弁天島のフラワーガーデン
花博後に公園としてオープンしました。
だいぶ歩きましたが、花いっぱいできれいです。
●今月の吟行句:
梅雨晴れの湾に込み合ふ定置網 眞苗
海紅豆散って潮騒遠きかな 眞苗
睡蓮は星散るごとくモネの庭 裕実春
あめんぼうすいすい走るモネの池 たまき(小1)
●今月の季語 : 夏
潮干狩り、梅雨曇り
●豆知識
海紅豆:かいこうず、でいごの豆
SunMarine Bridge of Arai Town
2005.5.29(土) haik050529.jpg 358KB
新居町駅北口→競艇場→マリーナ→サンマリンブリッジ
→応賀寺、展望台→新居関所と良くあるきました。
※番外編:久美子さんを囲む会
haik050529x.jpg 184KB メイワン7F「とろろや」
●今月の吟行句:
桜の実あまた落ちゐて寺の道 眞苗
一舟(いっしゅう)の橋突き抜けぬ青葉潮 眞苗
●今月の季語 : 夏
梅の実、柿若葉、草笛、日傘、バナナ、薄着、南風(はえ)、ボート
●豆知識
早乙女:さおとめ、そうとめ。田植えをする女
年代を問わないが、若い女性の意味もある。
Syoboji of Inasa Town
2005.4.29(金) haik050429.jpg 687KB
引佐町 正法寺の山門:静かな庭でした。
奥山高原:ソーセージにビール
●今月の吟行句:
行楽の道案内や花さつき 理弘
鐘楼に登れば若葉の風わたる 博仲
●今月の季語 :
春
風光る、松の芯、燕、囀り、葱坊主、春日傘、、春眠、ぶらんこ、クローバー
夏
新緑、ビール、
Nishinoya Park of Yuutou Town
2005.3.27(土) haik050327.jpg 602KB
雄踏町宇布見の西之谷公園
早咲きの桜に重要文化財中村家住宅のんびりします。
昼食:康川のうなぎ
画像ははみだす「うな重梅」
私の頼んだ「松」はお重に収まります。
甘口のタレです。値段お手ごろでおいしいです。
●今月の吟行句:
置き石にめいめい座して春日かな かおる
蒲公英と分け合う陽差し膝頭 眞苗
春の日の行く先々に談はずみ 久美子
●今月の季語 : 春
花(桜のこと)、落椿、菜の花、卒業、雪柳(米桜)、風光る、花筵(むしろ)
雛祭り、蒲公英(たんぽぽ)、土筆、初音(鶯の鳴き声)、
●豆知識
朝まだき:早朝
Tatsuo Shrine of Plum Park in Kakegawa City
2005.2.19(土) haik050219.jpg 434KB
龍尾神社(掛川市)
掛川駅からちょうど良いくらいの散策コースでした。
昼食は手打ちうどん「五代」、うまい。
句会場所の商工会議所は大きな窓に掛川城が見えます。
●今月の吟行句:
夢路へと続く絵本や春ごたつ 理弘
菜の花や古美術展の鉢の中 厚子
梅園のどれも枝垂れて雨滴かな 眞苗
喜びの声の素直や受験生 久美子
●今月の季語 : 春
枝垂れ(しだれ)梅、納税期、落椿、猫柳
苗木売り、耕し、春炬燵、菜の花、受験生
●豆知識
雪洞(ぼんぼり):紙張りなどのおおいをつけた手燭、行灯(あんどん)
Plum Park in Toyooka Town
& Kunika of Brewing Place in Fukuroi City.
2005.1.22(土)
豊岡梅園と袋井市山田にある国香酒造の寒造り。
haik050122.jpg 506KB
フィリピンより優子さんが帰省し参加。
稔さん、和美さんと私は雪中行軍のため、ご挨拶のみとなりました。
天竜浜名湖鉄道沿線の「敷地」無人駅舎の二階で句会。
●今月の吟行句:
酒母眠り黄水仙咲く土蔵かな 優子
寒造小窓より空少し見え 眞苗
白梅や三代続く写真館 吉治
野の駅を酒飲み出れば春隣り 博仲
枝先の虫を観ている寒さかな 知幸
●豆知識
時雨:このままの時は冬の季語。春時雨、秋時雨
片時雨:一方では降っていて、他の地方では晴れている時雨。
初花、花びら:桜の意味になります。初がつけばお正月では無いのですね。
Tsumagoi at Kakegawa 2004.12.26
つま恋 haik041226.jpg 470KB
つま恋温泉に忘年会を兼ねた吟行句会
のんびり湯につかってから、まずは生ビール。
和食処のおいしい料理を食べながら更にビールと焼酎。
●今月の吟行句:
幼子と手をつなぐ径冬うらら 眞苗
やはらかにあふれる日差し冬木立 厚子
●今月の季語
冬:北風、年忘れ、枯れ野花、暖房、雑炊、忘年会、冬紅葉
Oguni Shrine and Daidoin 2004.11.23
小国神社と大洞院 haik041128.jpg 488KB
小川を囲む紅葉は例年のごとくきれいでした。
神社内にシェフのフランスパンと珈琲の出展もまた面白きかな。
夜小川沿いに車で走ると、ヘッドライトで幻想的のようです。
森の石松の墓がある大洞院はバイク遊びの集合場所ですが、
人がたくさんいるのには驚きました。
●今月の吟行句:
琴の音の響く本殿空澄めり 裕実春
冬萌えに座して結びの昼餉かな 理弘
ベビーカー寝顔に写る紅葉陰 博仲
青空に伸びたる枝の冬芽かな 博仲
川面まで燃えうつりいて照紅葉 和美
●今月の季語
秋:紅葉(こうよう、もみじ)
冬:名草刈る、銀杏狩(いちょうがり)、銀杏(ぎんなん)、七五三祝(しめいわい)
銀杏黄葉(いちょうもみじ)、
Okegaya Swamp in Iwata City 2004.09.26
桶ケ谷沼(磐田市) haik040926a.jpg 416KB
雨のとんぼの里は、とんぼはどこかで潜んでいたようでした。
ヤゴを食べるザリガニがあちこちにいました。
立派なビジターセンターがあり、いろんな虫や魚を見ることが
できます。
●今月の吟行句:
虫食いの葉の数多(あまた)あり山の柿 稔
山道の毬栗(いがぐり)蹴りて蹴りてゆく 稔
木道の太釘錆びて赤蜻蛉 眞苗
●今月の季語:秋
茸汁、芒(すすき)、赤蜻蛉(とんぼ)、萩、小鳥
鈴虫、初鴨、台風、団栗(どんぐり)、
●豆知識
花野原:秋の草花が咲き乱れ、華やかであるが、
一抹の寂しさも漂う野原
さやか:秋の大気がすがすがしく快い様子
間引き菜:秋に大根など菜類の畑から、間引きした菜
阿鼻叫喚:阿鼻=地獄で亡者がわめき叫ぶ様子。
Toyooka Village 2004.08.22
豊岡村虫生 haik040822.jpg 428KB
湧清水何処にありや山の里
きれいな冷たい水は滾々(こんこん)と涌いてでている場面を
想像していたのですが。
黒ベンツの山中ドライブ合格点。
花咲の庄の手打ち蕎麦御膳はおいしゅうございます。
●今月の吟行句:
茗荷(みょうが)の子農婦ひとりの山暮らし 眞苗
頂上は草伸びつくし秋暑し 久美子
過疎の村木の洞(ほら)大き藤村忌 眞苗
山の畠一人守れり芋長(た)けき 久美子
湯治場の今は冷泉花臭木 眞苗
●今月の季語
夏:かき氷、大蚊(ががんぼ)、緑陰、片陰(日陰のこと)
秋:椎茸、毬栗(いがぐり)、飛蝗(ばった)、霧、
秋津(「あきづ」とも。蜻蛉の別称)、芋、臭木の花、
蜩(ひぐらし、かなかな)、水引草、猫じゃらし(狗尾草、えのころぐさの別称)
●豆知識
処暑:二十四節気の一つ。陽暦八月二十三日、二十四日頃
太陽年を太陽の黄経に従って二四等分して、
季節を示すのに用いる語。その等分点を立春・雨水などという。
中国伝来の語。
黄道:地球から見て太陽が地球を中心に運行するように
見える天球上の大円。
天の赤道に対して約二三度半傾斜する。
黄道が赤道と交わる点は春分点・秋分点である。
Insect Park in Ryuuyou Town 2004.07.31
竜洋町昆虫自然観察公園 haik040731.jpg 346KB
台風の余波はありましたが珍しい昆虫や公園の
植えられている何でもありの植物を楽しみました。
オクラ(ねばねばの野菜)がでかい。
海浜公園でのお刺身定食とお風呂、つい野菜も
買って帰りました。
●今月の吟行句:
昆虫館出ればたちまち蝉時雨 眞苗
風止みて蜘蛛がゆるりと足伸ばす 知幸
幼子の見据える先に蝸牛 志乃
雨音は夢の中へと籐寝椅子 理弘
雨過ぎる庭一斉に蝉の鳴く 裕実春
●今月の季語:夏
水遊び、山青し、鍬形虫、素麺、涼風、水馬(あめんぼう)
籐椅子、赤とんぼ、草いきれ、蜘蛛、百日紅(さるすべり)
布袋葵、南瓜(かぼちゃ)
川骨、河骨:かわほね、こうほね
スイレン科の多年草水生植物。七月頃に黄色の花をつける
●豆知識
こがねむし、かなぶん、はむしは皆同じかと思っていましたが
違う種類とわかりました。
はむしは小型で触覚が長い。
たまむしは7色で細長い。
Mikura in Mori Town 2004.06.26
森町三倉 haik040626.jpg 311KB
三倉峠の茶屋の送迎バスにて昼食宴会となった吟行。
露天風呂にも入りご機嫌です。
胡麻豆腐に紫陽花の天婦羅、昆布焼酎。
●今月の吟行句:
森の中紫陽花の青深み増し 厚子
白鷺の群れ睦まじき水辺かな 邦男
夏の日に山見渡せり露天風呂 かおる
●今月の季語:夏
鮎、芝刈り、紫陽花、蛍狩、合歓の花、ビール、枇杷(びわ)
白鷺、薫風、梅雨、夏鶯(うぐいす)
●豆知識
尺蠖:尺蛾の幼虫で、木の葉を食い荒らす夏の害虫
Bentenjima 2004.05.30
弁天島 haik040530.jpg 310KB
花博で賑わう弁天島、水上バスがおしゃれ。
錨の背、大鳥居のところまで渡し舟にて送迎。
砂地の熱さはたまりません。
和食やさん「浜名坊」ランチいけます。
●今月の吟行句:
衣更思い出詰まる古箪笥(たんす) 稔
波寄せて鵜いっせいに砂州去りぬ 裕実春
孫の手を引いて揃いの夏帽子 稔
大鳥居仰ぎ干潟の跣足かな 眞苗
●今月の季語
夏:
夜盗中、昼顔、写真の日、南吹く、鵜、浜防風、粽(ちまき)
梅雨、新緑、薄暑、日傘、袋掛、小鯊(はぜ)、葛餅、素足
●豆知識
不可思議=10^64乗、無量大数=10^68乗。
Fukuouji in Iwata City 2004.04.30
福王寺/磐田市 haik040430.jpg 441KB
デンマーク牧場/袋井市
手入れされた福王寺の竹林はすばらしいものでした。
住職の孝教さんのウンチクもまた興味深く。
デンマーク牧場は自家製ソフトクリームをおいしくいただきました。
稔さんの職場「静岡理工科大学」の学食と研究室探訪。
●今月の吟行句:
丈の秋水琴窟の音響く 裕実春
すかんぽや川底にちる雑魚ニ三 吉治
子ひつじのかたまる丘の立夏かな 吉治
本殿の屋根重々し竹の秋 知幸
●今月の季語
夏:
アイスクリーム、茶畑、筍、蜜の箱、柿若葉、老鶯(ろうおう)
鮎、鯉幟、
春:蜜、蕨(わらび)、若緑、潮干狩り、一番茶、むつ五郎
竹の秋、蝿の子、若草野
●豆知識
すかんぽ:春、学校の帰りに子供がしゃぶる道端の草。すっぱい。
Kamo Shrine in Hamatsu City 2004.03.20
賀茂神社/浜松市 haik040320.jpg 448KB
賀茂眞淵(国学者)誕生の地。
有馬朗人(あきひと、元文部大臣)浜松一中(北高)出身
「沈黙は金なり金木犀の金」
お昼は「一味真」 Roynet Hotelのランチは大満足。
●今月の吟行句:
苗木市隣家の花の名を覚え かおる
春泥や轍たどれば乳母車 和美
お彼岸の鐘のひびきに水こぼれ 好章
ものの芽や高層ビルの競い立つ 吉治
●今月の季語:春
土筆(つくし)、椿、お彼岸、木蓮
●豆知識
鳥曇:日本で越冬した渡り鳥が北へ去るころの曇り空
春陰:春の曇りがちな天候
Temryu City 2004.02.28
天竜市清龍寺、花桃の里(道の駅) haik040228.jpg 399KB
花桃はつぼみでした。
風もなく暖かい橋の上で川面を眺めました。
●今月の吟行句:
ひざほどの梅にも花のあふれおり 眞次
添木して桃万蕾をかざしけり 眞苗
いつの間に同じ背丈か雛飾り 厚子
渋滞や椿の花のまた落ちて 稔
若武者のご廟(びょう)の椿丈高き 眞苗
●今月の季語:
(春)田起こし、椿、菜の花、東風(こち)、雛祭り
風光る、蕗の芽、春浅し、牡丹の芽、冴え返る、
ものの芽、名草の芽
●豆知識
長閑けし(のどけし):のんびりとした春の日の落ち着いたようす
春の川:春の雪融けで水かさを増した川のこと。
広く、のんびりゆったりした川。
Ume Park in Toyohashi City 2004.01.31
豊橋市向山・梅公園 haiku040131.jpg 434KB
豊橋駅よりバスに乗り向山梅林へ近くに市民文化会館や
鴨、アヒル、カモメ、鳩などた〜くさんいる池の公園もあり。
梅は2分咲きですが、種類の多いのはびっくり。
乙女、紅乙女、青軸、鹿児島紅、花豊後、花香安鶯宿、
白加賀、思いのまま
●今月の吟行句:
冬木立白き野球着走り去る かおる
梅園の日溜り占めて茶店かな 眞苗
咳の声いつのまにやら父に似て 博仲
●今月の季語:
(冬)咳、水鳥、探梅、ホットレモン、ホットドリンクス、熱燗
(春)立春
Bentenjima Town 2003.12.21
弁天島 haiku031221a.JPG 418KB
忘年会模様:haik031221b.jpg 360KB
吟行句 :haik031221c.jpg 364KB
●今月の吟行句:
寒風に向かえる鳶の高さかな 和良
松林抜け冬ざれの海に立ち 博仲
手袋や句帳開くももどかしく 眞次
寒晴れの児の目かすかに海の色 吉治
http://www.endo-kazuyoshi.com/
和良さんのHP
松山から吟行に見えられました。
Hamana Lake 2003.11.15
水車公園・浜名湖他 haiku031115.JPG 212KB
マニラより優子さんが帰省され、飲み会を催しました。
→番外編 haik031116.jpg 104KB
●今月の吟行句:
後ろ手の背を追いかける木の葉かな 優子
遠嶺をグラスに透かす今年酒 吉冶
水車小屋左のほほに秋日浴ぶ 久美子
冬たんぽぽ郷土詩人の碑のほとり 眞苗
紅葉浮く池の向こうの水車小屋 吉冶
両の手で受け止めんとす落葉かな 優子
<兼題>
一木の紅葉万の色をして 久美子
スーパーのでかいポスター新酒かな 眞次
紅葉を想へど我が身ビルに在り 裕実春
KikugawaTown 2003.10.19
小笠郡菊川町 haik031019.jpg 452KB
菊川町はお祭りでした。
白亜の殿堂アエル、なぜか鳩のブロンズ像が建物のあちこちに。
画禅庵は落ち着いた画廊。
まことちゃんのグワッシ初段
●今月の吟行句:
「お勝手の音のみぞして秋の午後」 かおる
「日の当たる坂の山門返り花」 吉治
「秋祭り軒も華やぎ旅の宿」 和美
「小学校向いの稲架の低かりし」 久美子
「テーブルの真中に置かれとろろ汁」 稔
「小高きに立つ仁王像里の秋」 眞苗
「どこまでも伸びる廃線花すすき」 吉治
●今月の季語:秋
花芒(すすき)、柿、秋桜(あきさくら、コスモスのこと)、林檎(りんご)
とろろ汁、蟷螂(かまきり、とうろう)、青蜜柑、蕎麦の花、
みむらさき(実紫、ムラサキシキブ)、稲架(はざ、はさ、とうか)
●返り花:冬、返り咲きの花。狂い花。忘れ花。
Daitou Town, Hamaoka Town 2003.07.27
大東町潮騒橋、浜岡町桜ケ池 haik030823.jpg 396KB
あっつい夏日和でした。
通る時遠めにみていた潮騒箸は夏の海を味わうには良かったです。
遠州七不思議桜ケ池のおひつ納め。
お昼は150号線の穴場の食堂、魚屋さんだけにお刺身の多いこと。
●今月の吟行句:
「休暇明け目覚まし響く朝来たる」 稔
「砂浜の白き風車に秋の風」 稔
「展望を遮る松の残暑かな」 稔
「サンダルの音掛け登る夏の駅」 かおる
「新涼や蔓棚に空垣間見る」 眞次
「窓下を下駄の音行く盆踊り」 眞次
●今月の季語:秋(夏)
秋:色変へぬ松、枝豆、盆踊り、休暇明け、鬼灯(おおずき)、天高し、霧
秋気澄む、新涼、
夏:裸、炎昼、緋鯉(ひごい)、鵜(う)
●今月の豆知識:
・しん‐ちぢり【新松子】秋、今年できた松かさ。青松笠。しょ‐しょ【処暑】
・二十四節気の一。太陽の黄経が一五○度の時。暑さが止み、新涼が間近い日。
陰暦七月の中、太陽暦の八月二四日頃に当る。
・おくり‐まぜ【送りまぜ】秋
陰暦七月、旧の盂蘭盆会が過ぎて吹く南風。
物類称呼「畿内及中国の船人のことばに…七月未(ヒツジ)の風をおくりまぜと云う
○ Kanaya Town 2003.07.26
金谷町 haik030726.jpg 452KB
金谷駅より石畳の坂へ、久々に食べる心太(ところてん)、
200円うまい。
坂の途中では老鶯の歌声を堪能。こんな鳴きの上手なうぐいすははじめて。
牧ノ原公園より無料のお茶を頂きながら眺望を満喫。
すぐの坂を下って美人女将のいるそば処「ゆくら」
店の名前に覚えがあるという理弘さん。
中学の同級女子、湯倉さんの親戚のお店と判明。
●今月の吟行句:
「炎昼や駅へ五分の道しるべ」 眞苗
「黒揚羽村のポストの色褪せて」 眞苗
●今月の季語:夏
青田道、炎天、蝉時雨、砂日傘(ビーチパラソル)、夜店
青柿、向日葵(ひまわり)、虹鱒、簾、水打つ、夏燕、メロン、白百合
空蝉(うつせみ)、円座、苔清水
○ Benten Town 2003.06.29
新居町弁天島 haik030629.jpg 436KB
駅をおりると、すでに祭り一色、老若男女、子供も一緒になって
踊りや太鼓をたたいて通りを練り歩いています。
祭り姿の句友の振る舞い酒もありがたく。
●今月の吟行句:
「菅笠に紅見えかくれ夏祭り」 知幸
「どの路地を折れても島の祭りかな」 眞苗
「ちゃぶ台にいつも母をりところ天」 眞苗
「踊る子の母の真似して夏祭り」 理弘
●今月の季語:夏
祭、心太(ところてん)、日の盛り、草刈り、海開き
さくらんぼ、梅雨明け、サングラス、プール、団扇、ビール
●今月の豆知識:
生れ(あれ)、海人(あま:漁師)=蜑、
○ Makayaji in Mikkabi Town 2003.05.31
三ヶ日町摩訶耶寺 haik030531.jpg 402KB
雨の吟行、植田には青鷺がたくさんおりました。
古寺の庭園の睡蓮が雨飛沫に引き立ちます。
・今月の吟行句:
「雨若葉朱唇つやめく古代仏」 吉治
「本堂の雨だれ太し滝の音」 眞苗
「静まりて月影落とす植田かな」 和美
・今月の季語:夏
青鷺、菖蒲(しょうぶ)、扇風機、蓮、睡蓮、簾、
薄暑、初鰹、玉葱、植田、若葉、サツキ、十薬(どくだみの別称)
・今月の豆知識:
すい‐れん【睡蓮】ヒツジグサの漢名。
スイレン科スイレン属の淡水産水草の総称。
花泥中の根茎の一端から長柄ある葉を伸ばして
水面に浮き(ここがポイント)、
夏、長い花柄の先端に一花をつける。
螺旋(W>])状に配列する多数の花弁は赤・紫・白などで美しい。
花が夜は閉じ、昼に咲き、蓮に似た形なので、この名がある。
はす【蓮・藕】(「はちす」の略) スイレン科ハス属の多年草。
インドなどの原産。古く大陸から渡来した。
仏教とのかかわりが強く、寺院の池、また池沼・水田などに栽培。
葉は水面にぬき出て(ここがポイント)、
円く楯形で直径六○象倉按Yぢ内外に達し、長柄を有する。
○ Rengeji Pond in Fujieda Ciity 2003.04.26
藤枝市蓮花寺池 haik030426.JPG 314KB
藤棚の続く池の周りをのんびり散策。
ビールを買って東屋から池の景色を眺め、
だんごを買って茶を飲む。
藤枝小学校前の蕎麦屋「ますだや」で蕎麦を食べ酒を飲む。
今月の吟行句
「百の尾が同じになびく鯉のぼり」かおる
「藤香る団子の匂いもまじりけり」眞次
「れんげ咲く競うことなど何もなく」眞次
今月の季語:
夏
藤、蟻、鯉幟(こいのぼり)、茶畑、製茶、茶作り、新茶、茶摘(4月)
青柳、葉桜、夏みかん、躑躅(つつじ4月)
春
山笑う、風船
豆知識:
【紫雲英(げんげ)】「れんげそう」の別称
【遅日(ちじつ)】〔特に春の日について〕
日の暮れるのが遅く夕べの景色が長く続く日
○ 浜松フルーツパーク
Fruits Park in Hamamatsu Ciity 2003.03.29
2003.03月度俳句吟行 haik030329.JPG 413KB
今月の吟行句
「行楽の道々酸葉(すいば)かみにけり」眞苗
「卒業やカーテン外し学生寮」稔
今月の季語:春
たんぽぽ、花桃、雪柳、土筆(つくし)、白蓮、芽吹く、
蜜蜂、下萌え、菫(すみれ)、連翹(れんぎょう)、剪定
○フィリピンへ渡航される幸田優子さんに捧ぐ
幸優をいれた兼題
春優し嫁ぐ乙女に幸のあり 和美
麗らかに風も優しやこれぞ幸 眞次
春の草優しき人に隣るかな 眞苗
背の高き花桃に似た優子かな 眞苗
幸あれと田畑優飛す子持ち鳥 稔
うららかに君歩出す幸の道 純代
山盛りに幸を連ねて雪柳 かおる
咲かせ行く春の日ざしの優しさよ 久美子
白蓮や優子の門出を喝采す 理弘
春の海越え嫁ぎ行く君に幸 博仲
○ Hmamatsu Bungeiikan 2003.02.22
浜松文芸館 2003.02月度俳句吟行 haik030222.JPG 405KB
豆腐会席 haik030222x.JPG 222KB
今月の吟行句 「昔雛時の流れの色を着るクぢ眞次 「衣古りし(きむふりし)男びな女びなの見目正し」眞苗 「吊しびなあふれんばかりの祈りかな」優子
今月の季語:春 東風(こち)、椿、春霞、梅、雪解け、ひいな(雛)、薄氷 水温(ぬる)む、
豆知識:
りょうしょう【料峭】レウセウ 春風が肌にうすら寒く感じられるさま。春「春寒」
○ Sanaru Lake 2003.01.25
佐鳴湖初漕ぎ&餅つき
2003.01月度俳句吟行 RG030125x.JPG 368KB
餅つき模様 RG030125.JPG 717KB
今月の吟行句
「室咲の 出窓残して 日の暮れぬ」 優子
「眠る児に 駅は近づく 暖房車」 眞苗
今月の季語:冬
ししゃも(柳葉魚)、室花、餅つき、暖房、木枯らし
早梅、寒晴れ、おでん、寒波、北風
豆知識:【浮寝の鳥】うきね‐の‐とり
水に浮いたまま寝る水鳥。涙にくれて寝る身にたとえることがある。
季冬。千載恋「涙川―となりぬれ
○ MIkkabi Town 2002.12.15
三ケ日町みかん狩り
みかん狩り園では目白が飛んできてみかんを食べていました。
鳥が食べた木のみかんはおいしい。
2002.12月度俳句吟行 haik0212a.JPG 305KB 忘年会 haik0212b.JPG 187KB
今月の吟行句
「鳥たちと 同じ実を食べ 日向ぼこ」優子
○ Nakatajima and Enoshima of seaside in Hamamatsu
中田島、江ノ島海岸(浜松) haik021124.JPG 296KB
2002.11月度俳句吟行
冬の海岸の波
防波堤に行く人も躊躇する波しぶき
サーフィンをする若者。
投げ捨てられたごみの山
波の音だけ聞こえる砂防林の道
今月の吟行句
「冬の朝風紋硬き浜に入る」 吉治
「音立てて風は空へと冬紅葉」 理弘
「潮の香を葉先に集め葱太る」 眞苗
「呼ぶ声の波に消されて冬の海」 かおる
今月の季語:冬
小春日、葱(ねぎ)、七五三、鋤焼(すきやき)、枯れ葉、山茶花(さざんか)
時雨(しぐれ)、雁、着膨れ、渡り鳥
豆知識:かみ‐の‐たび【神の旅】
旧暦十月、神々が出雲大社に集まるために旅立つということ。冬
○ Ninomaru Tea Room in Kakegawa haik021026a.JPG 351KB Ginkou
haik021026b.JPG 319KB Tea Room
二の丸茶室(掛川)
2002.10月度俳句吟行
吟行を掛川城周辺で行ない、
掛川城の前にあるスペイン南米伝統レストラン「フシオン」で
おいしい昼食をいただきました。
午後からお茶室でお点前をいただきながら、茶道体験。
楽しい句会でした。
今月の吟行句
「菊垣を通りて先の茶会かな」 吉治
「濡れ縁の庭にほのかな秋の色」 かずみ
「白壁の少し崩れて萩の雨」 眞苗
「降り出して市のたたまれ残る菊」 久美子
今月の季語:秋
菊あざみ、鵯(ひよどり)、柚子(ゆず)、紅葉(もみじ)、散る葉
天高し、金柑
○ Atago haik0209.JPG '02.09.29 312KB
阿多古、竹の家
2002.09月度俳句吟行
竹の家の管理人さんに案内されて、
阿多古川の竹堤(ちくてい)をたどり男滝、女滝へ散策。
いろんな草木の名前を教えていただきました。
画像にもとりましたが、はて今となってはどれがどれやら。
藪蘭、はらん、水引、草じらみ、梅もどき、おおばこ、みつば
花みずき、裏白シダ、豆蔦、箱根シダ、はなくさぎ
今月の吟行句
「秋雨止み日陰道なほ濡らしたり」かおる
「畑駆ける影見送るや唐辛子」 真次
今月の季語:秋
葛の花、落ち鮎、木怱(たら)、茸(きのこ)、新米、
無花果(いちじく)、竹の春
【 豆知識 】
彼岸花=カミソリバナ。シビトバナ。トウロウバナ。
曼珠沙華(マンジュシャゲ)、捨子花、天蓋花。
ヒガンバナ科の多年草。田のあぜ・墓地など人家に近い草地に自生。
夏から秋にかけ、鱗茎から三○象倉按Yぢ内外の一茎を出し、その頂端に
○ Sayo in Nakayama haik020831.JPG '02.08.31 274KB
掛川市/小夜の中山
2002.08月度俳句吟行
残暑の中、旧東海道沿いにハイキングがてら、
木陰にある句碑を眺めつつ吟行。
今月の吟行句
「葉鶏頭雲の影行く遠き丘」真次
今月の季語:秋
花芙蓉、秋暑、秋簾、冬瓜(とうがん)、法師蝉、残る蝉、
秋涼し、新涼、白木槿(むくげ)、秋高し、葛の蔓
【 豆知識 】
芭蕉忍者説
上野出身、
奥の細道で50km日もあるく健脚(無理ないレベルは30km)
情報収集のエキスパート、隠密。
伊達(仙台)の偵察。
お付きの曽良(そら)はのちに幕府の巡見使、御用人。
○ Fukuroi City haik0207.JPG '02.07.21 212KB
袋井市
2002.07月度俳句吟行
遠州7不思議:片葉の葦
葉っぱが片側にしかついていない葦
今月の吟行句
「日傘差し新任の地を初歩き」 知美
「炎昼や子獅子逆立つ甍屋根」 公平
今月の季語:夏
炎天、梅雨明けて、浴衣、花火、木下闇、蝉
緑陰、木下闇、青葦
【 豆知識 】
緑陰:りょくいん。夏の緑の木陰。木下闇(きしたやみ)は
もっとうっそうとしている。
○ Aichi Mito Town haik0206.JPG '02.06.22 271KB
愛知御津 2002.06月度俳句吟行
今月は西へ、和美さんのお兄さんのフランス料理のお店国道 23号線沿い。
JR御津(みと)駅、徒歩15分。そこからマリーナまで約10分。
海とヨットを眺めながらお昼寝。マリーナでは進水式のセレモニー。
おいしい料理とワインと良い雰囲気の中での句会でした。
今月の吟行句:
「昼寝から目覚めて眺め海の青」 かおる
「夏空を区切りそびえる斜張橋(しゃちょうきょう)」 志乃
「白無垢の紫陽花(あじさい)なりや雨に浮き」 公平
「夕雲の影をくずして水馬(あめんぼう)」 吉治
今月の季語:夏
蝸牛(かたつむり、ででむし)、草を刈る、草刈、ヨット、鮎、昼寝
西瓜、パラソル、浴衣(ゆかた)、日傘
【 豆知識 】
アガパンサス:画像にある紫色で、彼岸花の雰囲気の花。
デイゴの花:でいこ【梯姑】
マメ科の大高木。インド原産。高さ五〜一○勸潰。
樹皮は白色を帯び枝に太い棘がある。
三葉の大形複葉を互生。
早春から初夏に赤色の大きな蝶形花を多数、密に総状花序につけ美しい。
南米産の近縁種アメリカデイコも同様に、観賞用に暖地で栽植。
海紅豆。エリスリナ。
夏草:奥の細道「夏草や兵(ツワノモ)どもが夢の跡」
○ Fishing ports of Yaidu City haik0205.JPG '02.05.25 292KB
焼津漁港 2002.05月度俳句吟行
俳句クラブメンバーの地元、焼津まで足を伸ばし
お刺身と地酒を食しながらの吟行でした。
整備された町並みは散策にもってこいです。
港までの道のり、缶ビール手に、途中で自家製アイス。
今月の吟行句:
「初鰹俳句談義の定食屋」 かおる 「乗り換えの列車待つ間の夏の風」 稔
今月の季語:夏
五月晴れ、パセリ、雨蛙、汗、毛虫、夏木立、日傘、
新茶、祭、黒南風(くろはえ)、薄着、
【 豆知識 】
●うなみ【卯波】
卯月(陰暦四月)のころに海に立つ波。卯月波。夏。
無名抄「四月に立つをば―といひ」
*無名抄:和歌に関する故実、歌人の逸話、詠歌の心得などの雑録
●てっせん【鉄線】
キンポウゲ科の落葉蔓性草。中国の原産。
茎は針金のように細く、強い。葉柄で他物に巻き付く。
葉は対生し、長柄のある掌状複葉。初夏、葉腋に長花柄を生じ、
大きな白色または淡青紫色の六弁花を単生、雄蕊は暗紫色を呈する。
花色が紫・桃など、園芸品種が多い。
観賞用。根は生薬の「威霊仙」で、痛風の薬とする。 鉄線花。クレマチス。夏
○ Haruno town haik0204.JPG '02.04.21 162KB 春野町 2002.04月度俳句吟行 春野町天狗広場から山道を登って、ペンション「シンフォニー」にて 水鳥の合同句会。 筍の煮物をつまみにおいしいお酒をいただきました。 昼食のお弁当にはたらの芽の天婦羅。 台風のような雨の句会でした。 今月の吟行句: 「川の名のいつしか変わり山若葉」 眞苗 今月の季語:春 山躑躅(つつじ)、葱坊主、鯉幟(こいのぼり) 藤、若葉、菫(すみれ)、遅桜、蕨(わらび)、白樺 卯月雨、青嵐、菜種梅雨、花林檎(りんご) 【 豆知識 】 ・まぼろしのアカヤシオ:徒歩5時間かけていくと見ることができます。 ・花かんば:かんば【樺】(カニハの音便) シラカバの別称。 白樺の花。
○ yotsuike park in Hamatsu city haik0203.JPG '02.03.30 256KB
浜松市四ツ池公園/市営球場
2002.03月度俳句吟行
桜満開の公園でお弁当にビール。
林の中では栗鼠、池には青色のカワセミ。
今月の吟行句:
「苗札のくせ字親しき鉢届く」 眞苗
今月の季語:春
花=桜、麗らか(うららか)、春燈(しゅんとう)
遠足、芽吹き、満天星(どうだん)、風光る
【 豆知識 】
かと【蝌蚪】
(1)おたまじゃくし。春
(2)古体篆字(テンジ)の称。
中国の上古に、竹簡に漆汁をつけて文字を書いたもの。
竹は硬く漆は粘っているので、文字の線が頭大きく尾小さく、
おたまじゃくしの形に似ていたところからの名。蝌蚪文字。
○ Hosoe Town haik0202.JPG '02.02.18 204kb
細江町長楽寺の梅園
2002.02月度俳句吟行
観光客がひきりなしの梅園でした。
たらの芽ってあんな棒だったんですね。
驚きました。(画像参照)
今月の吟行句:
「野焼きの火放ちて人の走りけり」 和美
「春光や手つなぎ歩く老夫婦」 理弘
「八方に水引き交わす残り鴨」 吉治
「お雛さま窓全開にお披露目し」 かおる
今月の季語:春
梅、福寿草、お雛さま、鶯(うぐいす)、蓬(よもぎ) 耕す、満天星(どうだん、ツツジ科)
【 豆知識 】
残り鴨:北へ帰るためにだんだん数が減っていく3月ころの鴨 澪標 :みおつくし「水脈(ミオ)の串」の意)
通行する船に通りやすい深い水脈を知らせるために立てた杭。
歌で多く「身を尽し」にかけて使われる。
みおぎ。みおぐい。みおじるし。
万一四
「遠江(トオツオウミ)引佐(イナサ)細江の―吾(アレ)を
頼めてあさましものを」
○ Sanaru lake haik0201.JPG '02.01.26 208kb
佐鳴湖
2002.01月度俳句吟行
「餅米を家に忘れて隣家呼び」
朝方の慌ただしさで餅米を忘れてしまいました。
蒸しあがりが遅れ、一臼めは腹ぺこ状態。
今月の季語:冬
餅、初雪、寒し、冷たし
○ Maisaka / Benten Town haik0112.JPG '01.12.23 272kb 舞阪 / 弁天町 2001.12月度俳句吟行 牡蠣のシーズンで浜名湖の漁師さんは大忙しでした。 舞阪脇本陣。舞阪の有名な果物屋さん。 「スコップで荷下ろしせわし牡蠣漁師」 かおる 「渡荷場に漁師ひたすら牡蠣を揚ぐ」 優子 「目出し帽澪見つめをり冬の漁」 優子 「母のこと一行添えし賀状書く」 眞苗 今月の季語:冬 寄せ鍋、忘年会、焼き芋、師走 ヤマハ俳句クラブ忘年会 haik0112a.JPG 76KB
○ Toyooka Town hc011125.jpg '01.11.25 320kb 豊岡町 2001.11月度俳句吟行/第二回目 しのさんがワサビの茎を調理したものを持ってきて、 もらった柿で作った器に添え昼食時にいただきました。 海老芋、紫芋など全て芋を使った芋づくし 柿の葉も紅葉する種類があるそうです。とても奇麗でした。 今月の季語:冬 熟柿(じゅくし):よく熟した柿。 熟柿(くさい) :酒に酔った人の息がくさいこと 熟柿(くび) :落ちやすいの意。 【 豆知識 】 吊し柿の側に大きな扇風機がありました。 外側を早めに乾かさないと、実が崩れ落ちるとか 硫黄顆粒を燃やして燻煙もするようです。(虫除け?)
○ Mikkabi Town haik0111.JPG '01.11.17 224kb 三ヶ日町 今月の季語:冬 冬桜、半年桜、蜜柑狩り 【豆知識】 ●じゅうや【十夜】 〔仏〕浄土宗の法要。 陰暦十月六〜一五日の十昼夜のあいだ修する念仏の法要。 永享(1429~1441)年中、平貞国が京都の真如堂に参籠して 夢想を蒙ったのに始まるという。 おじゅうや。十夜念仏。十夜法要。 十夜念仏法要。冬 ●さんしょう【山椒】 黒い種を食べてみると辛くはなく、それを包んでいたカラの辛いこと。 初めて知りました。 ミカン科サンショウ属の落葉低木。 わが国各地をはじめ中国・朝鮮に自生。 高さ約三メートル。枝にとげが多い。 葉は小形の羽状複葉。春、黄色の小花をつける。 雌雄異株。乾果は裂けて黒い種子を散らす。 葉と果実とは香気と辛味が強く、芽は「木の芽」と称して香味料に、 果実は香味料および健胃剤・回虫駆除薬に、材はすりこぎにする。 広くはイヌザンショウ・アサクラサンショウなどの総称。古称、はじかみ。 川薑(カワハジカミ)。漢名、蜀椒。「山椒の芽」は春 「山椒の花」は夏。「山椒の実」は秋
○ Inasa Lake haik0110.JPG '01.10.27 224kb 引佐湖 2001.10月度俳句吟行 引佐湖を望む観音山少年自然の家での句会でした。 「風吹けば光波打つ花すすき」 理弘 「道巾をせばめて蜜柑たわわなり」 薫 「毬栗を避けて子犬の散歩道」 千里 今月の季語:秋 すすき(薄、芒)、栗、蜜柑、萱(かや)、秋高し ざくろ(石榴・柘榴・若榴)、きのこ かまきり(鎌切・螳螂・蟷螂とうろう) くさじらみ(草蝨、藪蝨(ヤブジラミ)に同じ、セリ科、 衣服など他物に付着しやすい) :冬->鴨 【豆知識】 ○ぎょうこう【行幸】 (キョウコウ・ギョウゴウとも) 天皇が外出すること。みゆき。 ぎょうけい【行啓】 太皇太后・皇太后・皇后・皇太子・皇太子妃などが外出すること。 10/28(日)には焼津においでになります。 ○かや【茅・萱】 屋根を葺(フ)くのに用いる草本の総称。 チガヤ・スゲ・ススキなど。小萱。秋 万葉集一四「岡に寄せわが刈る萱のさね萱の」 ○みなしぐり【実無し栗・虚栗】 殻ばかりで中に実のない栗。 堀河百首雑「これもさこそは―朽葉が下に埋もれめ」 ○あかまんま【赤飯】 イヌタデ(秋犬蓼)の別称。あかのまんま。 ○むかご【零余子】 広義には、珠芽シッミメナセ
○ 磐田郡浅羽町 haik0109.JPG '01.09.23 248kb Asaba Town 2001.09月度俳句吟行 「音ひとつ立てて賽銭秋の杜」 吉治 「子を前に野行く自転車秋桜」 吉治 今月の季語:秋 秋桜(あきざくら、コスモスのこと)、こすもす、蜻蛉(とんぼ)、敬老日 秋蝉(あきせみ)、蟋蟀(こおろぎ)、梨、バッタ、秋高し、曼珠沙華/彼岸花 【豆知識】 有の実:秋、梨のこと 伽藍堂:伽藍(がらん)は僧侶たちが住んで仏道を修行する、 清浄閑静な場所。 がらんどう。広い場所でなにもない、の当て字。 ちちろ:こほろぎのこと 鬼火 :秋、ほほづき、酸漿 田の色:秋の田のこと
○ 浜松市都田町 haik0108.JPG '01.08.15 296kb Miyakoda Town ,Hamamatsu City 2001.08月度俳句吟行 滝の上に登ってみると、そこはただの用水。 ああ、ちょっとがっかり。(滝沢) お昼には黙祷のサイレンが鳴りました。 「少年の居所晩夏岩の上」 眞苗 今月の季語:夏,秋 夏 / 泳ぐ、黄金虫(こがねむし、金亀子とも書く)、緑 滝、冷素麺(索麪)、水眼鏡 秋 / 盆、臭木(くさぎ)、秋蝉、終戦日 【豆知識】 盂蘭盆会:秋、うらぼんえ 7月13ー16日に行われる仏事。 お盆のこと。都会では8月の陽暦で行うことが多い。 茗荷の子:夏、めうがのこ(みょうがのこ) 茗荷はショウガ科の多年草。薬味。花は秋。
○ 磐田郡豊岡村 haik0107.JPG '01.07.22 232kb Toyooka Village 2001.07月度俳句吟行 もと酒蔵の蕎麦屋とギャラリー ざる蕎麦と生ビールに冷酒、座敷の扇風機の風心地よく。 「雨雲の去りて再び蝉の声」 稔 今月の季語:夏 空蝉(せみのぬけがら)、扇風機、トマト、熱帯夜 【豆知識】 驟雨:(しうう/しゅうう)夏の午後などに降る局地的な雨。 夕立ちと同義。夕方の雨のことだけではないのですね。
○ 湖西歌舞伎/本興寺/弁天島海の家 haik0106.JPG '01.06.24 308kb Kosai-kabuki / Honkouji of tenples / Seaside cottage in Bentenjima 2001.05月度俳句吟行 ・湖西歌舞伎 市をあげての定期発表会は無料公演。 通してみることができなかったので次の機会にゆっくり。 出番の終わった子役が通路で化粧を落としている様子など、 地域演芸として堅苦しさのないのが良いです。 ・本興寺 参道の両脇に○○院と称して住職の住まいがいくつもあるのが めずらしい。庭園は静か。 ・弁天島海の家 ついつカツ丼にビールから始まって、持参の焼酎「魔王」 「鯉はねて また睡蓮の 静かなり」 かおる 今月の季語:夏 夏座敷、梔子(くちなし)、花菖蒲(はなしょうぶ) 香水、螢、夏燕(つばめだけでは春)、睡蓮、夏木立 素足、父の日、梅雨晴れ間、毛虫 【豆知識】 天牛 :かみきりと読む(髪切り虫)、夏 凌霄花:のうぜんのはな、のうぜんかずら。中国原産蔓性落葉樹、夏。
○ 磐田市 農高薔薇園/医王寺 haik0105.JPG '01.05.19 344kb Rose Garden and Iouji of Iwata City 2001.05月度俳句吟行 磐田農高の薔薇の種類多数。 気にいった薔薇の前で各自スナップをとりました。 薔薇という字をこんなに書いたのは初めて。 医王寺は近所にありながら初めて訪れました。 奥様は神明中PTAで御一緒になったかた。 りっぱな苔寺の庭園におどろき。 「天蓋を揺らして五月の風渡る」 優子 今月の季語:夏 薔薇、苔の花、母の日、薄暑(はくしょ)、風薫 【豆知識】 天蓋 :仏像などの上にかけるきぬがさ 茉莉花:まつりか、ジャスミン。もくせい科の常緑低木、白い花。 常磐木:常緑樹のこと 叢 :くさむらと読む 園生 :そのう、植物を栽培している園
○ 天竜市横川 haik0104.JPG '01.04.22 484kb Yokokawa of Tenryu City 2001.04月度俳句吟行 沖 青魚 展 (田代邸にて) 近代俳人系図をみると面白い。 ハガキはいいですね。後生にも残ります。 蕎麦道楽 百古里庵 蕎麦焼酎「那由田の刻」なゆたのとき おいしいですう。ぐいぐいいっちゃいました。 樹齢千年以上の将軍杉。 「手を借りて 大空泳ぐ こいのぼり」 理弘 今月の季語:春、夏 風光る、春眠、花見酒、花の山、筍、鯉幟(のぼり) 【豆知識】 春落葉、杉落葉、松落葉:初夏。この時期葉を落とす。 唐竹:節の間隔の長い竹 鶯の谷渡り:春、ケキョケキョと続けて鳴くのを言う。
○福田町 haik0103.JPG '01.03.24 328kb Fukude Town 2001.03月度俳句吟行 白子漁、ただしこの日はこうなご(いかなご)がたくさんとれていました。 聞くと、しらすのような大きさで捕れるのは30年ぶりくらいだそうな。 白子干し工場の見学。 白子(しらす)を「しらこ」と、ついつい言ってしまうわれわれ。 鈴鹿の近く駅は白子(しろこ)。 海老入りのちりめんじゃこ(しらすぼし)は「今売れてます」 ハマボウの群生する公園 ハマボウ:黄色の花、別名ハマツバキ。ハイビスカスも同類 「白子船 着く度人の 輪を作り」 和代 今月の季語:春 花粉症、たんぽぽ(蒲公英)、しらす(白子)、犬ふぐり 浅蜊(あさり)、野遊び、遠霞み、 【豆知識】 青き踏む:踏青(たふせい)、春の野山の青草を踏みあそぶこと。 茎立ち :くくたち、芽や茎が伸びて薹が立つこと。 薹(たい、とう)、とうが立つ。 野菜類の花をつけるくきの伸びでたもの。 風光る :春になってだんだん日光が強くなると、 吹く風がなんとなくするどく感じられる。 たゆたう:揺蕩、ただよう、ためらう 下萌え :早春、地中から草の芽がふきでること。
○引佐郡三ヶ日町 haik0102.JPG '01.02.18 276kb Mikkabi Town 2001.02月度俳句吟行 三ヶ日原人の洞穴探検。 大福寺、浜名納豆(唐納豆)の元祖が売られています。 やぎふん状のみそ豆とでも例え。 半年桜(半年の期間に渡って咲いている桜) 昨年の思い出の牡蠣漁師小屋、訪問。にぎわってました。 空き腹に 牡蠣焼く香り 涎(よど)の出て 網開く 老人の手や 東風日和 (稔) 牡蠣の漁師小屋にて。 猫の子の鳴く声止んで 床につく (千里) 今月の季語:春 椿、乙女椿(ピンクの花)、山椿、寒桜、木の芽立つ 浅蜊(あさり)、風光る、子猫、東風(こち)、木瓜(ぼけ) 【豆知識】 冴え返る:さえかえる。春に寒さがもどる。 侘助 :わびすけ(椿の一品種、一重の赤色の小輪花) 虎落笛 :もがりぶえ、冬。 木枯らしなどが柵や竹垣に吹き付けて発する笛のような音。風音。 鴟尾 :しび、宮殿、仏殿の大棟の両端に取り付けた装飾。
○掛川城 haik0101.JPG '01.01.27 236kb Kakegawa Castle 2001.01月度俳句吟行 ◇関東では大雪、小雨と風の強い寒い寒い吟行日でした。 幼児ふたりの子供連れのお母さんが天守閣へ登っていきました。 こんな日でも子供は楽しみしていたのでしょうね。 青森檜葉の柱のお城。 ◇帰りがけに立ち寄った葛布(かっぷ、またはくずふ)屋やざき。 主人が加工方法などいろいろ説明してくれました。 100たってなお味のある葛布の襖(ふすま)。 掛川城の復元プロジェクトに参加して提供した襖。 紀子さまの買い求められた日傘、60年やっている織姫が 一日に一本しかできない日傘。皇后さまにもプレゼント用。 水戸黄門のドラマへの素材提供なども行ったことがある。 ◇葛、葛の花 秋の季語、葛湯は冬の季語、豆科。 線路脇などよくみかける紫色の花。太さ10cm以上に達する。 女性の小指大の太さのまっすぐなものを7〜8月位にとり、 皮をしごいて剥き9分くらい煮る。 地面に埋めて2〜3日発酵させ、枝豆くらいに柔らかくする。 川で何回か洗って揉んでをくりかえす。 縦糸に綿、横糸に葛をつかって織る。 糸のつなぎが手作業で機械化できない。 ◇うまい麺処、手打うどん五代...こりゃうまい 天守閣掠めて疾し寒の雲 (眞苗) かすめてはやし 今月の季語:冬 マフラー、水仙、炬燵(こたつ)、大寒(1月20日頃) 熱燗(あつかん)、冬の梅、寒梅(梅そのものは春) 【豆知識】 微睡み:まどろみ 臘梅 :ろうばい、唐梅とも言う。冬の季語。黄色い花をつける。 冬ざれ:見渡す限り冬の景で、荒れさびた感じ。
○遠州 細江町 / 龍潭寺 haik2k12.JPG '00.12.17 388kb Hosoe Town / Ryoutanji 2000.12月度俳句吟行 忘年会です。皆さんの画像はこちら->haik2k-a.JPG 136kb 花の舞/初しぼりいただきました。 今月の季語:冬 ボーナス、短日、室咲き(温室で咲くこと) 【豆知識】 綿虫 :雪蛍、しろばんば、しろじんじ しろい綿をしょってふわふわ飛んでる虫。 さざれ石:小さな石が集まって大きな岩になったもの。
○ Arai Town / Mt. Atago haik2k11.jpg haik2000.11.25 240KB 2000.11月度俳句吟行 .新居町/愛宕山 JR新居町駅からさわやかウォーキング 新居関所から文学碑巡り。 焼き芋の賃焼き屋さんがあるとは思いませんでした。 評判のたこ焼きやさん、タコたくさん 東福寺:仁王門彩るマキの巨木。住職がお堂のすばらしさを語る。 「冬菊や 倒れしままに 地に咲けり」 久美子 今月の季語:秋から冬 寒雀、新沢庵(たくあん)、障子、新酒、葉牡丹 小春、今年酒、焼き芋、千両 【ことば】 侘助 :つばきの一種。侘助という人が持ち帰った。 媼 :おうな、おばあさん。翁おきな、おじいさん。 御白州:おしらす。奉行所。
○ Okuyama hannsoubou haik2k10.jpg haik2000.10.22 240KB 2000.10月度俳句吟行 .奥山半僧坊/方広寺 不動の滝、散策コースはおてごろ。 お昼は方広寺精進料理。というか合宿のめし。 「秋の駒 ときどき蹄(ひづめ) 打ちにけり」 吉治 今月の季語:秋 落ち葉、柿、秋蝶、杜鵑草(ほととぎす)、秋祭り 虫の声、藁塚、秋蟹、そぞろ寒、石蕗(つわ) 空澄み、毬栗(いがぐり) 【ことば】 零余子:むかご、ぬかご 蔓(つる)にたくさんぶら下がった褐色の玉芽。 塩茹でにするとつまみに最適。 蔓をたどると自然薯あり。
○ Tenryu Funagira rg2k0930.jpg 2000.09.30 300KB 2000.09月度俳句吟行 天竜市漕艇場/船明 今月は初心者の方にも俳句に馴染んでもらおうと、 BBQイベントと合体して各人一句づつ詠んでもらいました。 風景の画像をとりこぼし宴会模様のみとなってしまいました。 今月の季語:秋 七輪で焼いた秋刀魚(さんま) 秋の雨、秋時雨れ、雨冷え、肌寒し 松茸飯、椎茸、芋煮会、蜻蛉(とんぼ) 曼珠沙華(彼岸花)、秋なすび(茄子) 【ことば】 初秋、仲秋、晩秋:秋の時期を3つにわけて。 秋耕:稲を刈った後土を上下に鋤(す)きかえしておくこと。 薄紅葉(うすもみじ):全体が紅葉しきらない状態。
○ Hosoe Town / Miharashi no Oka Park haik2k08.jpg 2000.08.13 340kb 2000.08月度俳句吟行 細江町見晴らしの丘公園 姫様道中の街道に隣接の公園です。 今月の季語:夏 捕虫網(ほちゅうもう)、日陰、日盛り 炎天、ボート、朝顔、涼し :秋 青栗、天高く、朝顔、枝豆 「 四阿の 木の香新し 秋の蝉 」 眞苗 「 青き峰 割りて出ずるや 入道雲 」 吉治 【ことば】 新涼(しんりょう)、涼新た(りょうあらた) :秋に入って催す涼気 四阿(あずまや):東屋、柱だけで壁のない屋根を四方へ 吹き下ろした小屋 秋暑し:残暑 水脈:みお、澪(みお)
○ Kamiatago / Aoya Hudoh of Waterfall in Tenryuu City haik2k07.jpg 2000.07.30 340kb 2000.07月度俳句吟行 .天龍市青谷不動の滝/句碑がたくさんあります。 .阿多古館/夏座敷、風鈴、古扇風機、振り子時計、鮎料理 おいしいビールにゆったりとした気分となりました。 今月の季語:夏 滝、夏座敷、沢蟹、夏のれん、鮎、黴(かび) 蜩(ひぐらし)、ゆかた、金魚、ハンカチ 【ことば】 驟雨(しゅうう):にわかあめ
○ Kosai City / Sakichi Toyoda Memorial House,Shoutaji,Yamaha marina haik2k06.jpg 2000.06.25 312kb 2000.06月度俳句吟行 1.豊田佐吉記念館「障子を開けてみよ 外は広いぞ」 竹林の中にある生家、機織りの体験もできます。 つい力をいれすぎて機織り機を壊してしまう私でした。 2.正太寺 ミニ番所めぐり。浜名湖が一望できます。 3.ヤマハマリーナ浜名湖 ランチバイキング1,800円、和洋中なんでもあり。 古代米の握り寿司、カレー、スパゲティ、茶そば、マグロ兜煮 デザートのシュークリームは一押し。 「 緑陰に 共に来し人 見失ふ 」 由美子 今月の季語:夏 マリーナ、ボート、ヨット、ビーチパラソル、花菖蒲(しょうぶ) 梅雨、夏時雨れ(しぐれ)、枇杷(びわ、丸く黄色い実)、沢蟹、散松葉 青岬、青田、蜘蛛の巣、グラジオラス、黒南風(くろばえ) 【ことば】 今年竹:ことしだけ 背丈、太さは緑色の竹とかわりませんが、 表面が白く、皮のむけた今年成長した竹。 「竹の皮脱ぐ」「若竹」夏の季語 「竹の秋」となると春の季語。春に葉が養分を地下の筍に送るため黄ばむ状態。 蹲、蹲踞:つくばい 茶屋の手洗い鉢。石の手洗い鉢を低く据えてあって、 手を洗うのに茶客がつくばうから言う。 神社などにある手洗いの石鉢も同じ様です。
○ Mori tawn / Mikura haik2k05.jpg 2000.05.28 328kb 森町/三倉 2000.05月度俳句吟行 神楽坂 峠の茶屋 (百年以上たった古い家) 店内に流れるクラシックピアノ音楽/エリーゼのために。 筍飯の季節感あるご膳(2000円なり)おいしいです。 「 空白の バスの時刻や 夏薊(あざみ) 」 眞苗 今月の季語:夏 青葉、黒揚羽 朴の花(白く大輪で強い香り) 卯の花(空木:うつぎ、茎の中が空洞なので。ぱあっと咲く白い花。) 植田、薔薇、夏燕、初蝉 芽花(つばな):春、イネ科の多年草白芽の花 山査子:春、中国原産薔薇科の落葉低木。 【ことば】 卯の花腐し:うのはなくたし、夏、五月雨の別名。 陰暦四月を卯の花月という。 そのころ降り続く陰湿な霖雨(りんう)。 滴れる山:夏、みずみずしさの比喩。 崖や深林の巨岩などから滴々と落ちる清涼な滴り。
○ Hamamatsu City / Green Park haik2k04.jpg 2000.04.23 384kb 浜松市緑化推進センター 2000.04月度俳句吟行 くつろげる公園でした。これは穴場。 統べての花に名札のついているのが良いですね。 名札の所に別の花が生い茂り惑わされることも。 「 蒲公英(たんぽぽ)も 一隅を得し 百草園 」 眞苗 今月の季語:春 花がついていれば春。花屑(はなくず) 若楓(わかかえで)、菫(すみれ)、メダカ 亀の鳴く、風光る、緑立つ、芝青む 【ことば】 花蕊(はなしべ):桜の芯だけになった部分は桜蕊。めしべおしべのしべ 家鴨(あひる)
○ Ogasa Shrine haik2k03.jpg 2000.03.25 320kb 小笠神社(静岡県小笠郡) 2000.03月度俳句吟行 富士の見える眺望、浮見堂、 100mほどの、霊のでそうな真っ暗なトンネル。 「 走り根を 台座に佛(ほとけ) 芽吹き山 」 征子 今月の季語:春 独活(うど)、深山躑躅(みやまつつじ)、春霰(はるあられ) 囀(さへづり、さえずり)、朧(おぼろ)、花曇り、蓮の葉 馬酔木(あしび・あせび、鈴蘭のように連なって咲く花、ツツジ科、葉が有毒) 【ことば】 ・季語が動く:どの季語を使ってもあてはまるような句。 ・同じものでも四季により違う表現になる例。 山の四季 :春、山笑う 夏、山したたる 秋、山装ふ 冬、山眠る 蓮(はす):春、蓮の葉 夏、蓮の花 秋、蓮の実 冬、蓮の骨
○奥浜名湖/鵺代 haik2k02.jpg 2000.02.20 288kb Okuhamanako/Nueshiro 2000.02月度俳句吟行 漁師小屋での牡蠣食い放題。 マンサク群生地で振る舞いのみかんもち、 ああ、もう一個食べたかった。 今月の季語:春 まんさく(金縷梅)、春寒(しゅんかん、はるさむ) パンジー(三色菫)、風光る 冬 牡蠣(かき)、都鳥(みやこどり)=百合鴎(ゆりかもめ、鴎=區鳥) 冬かもめ、囲炉裏 【ことば】 鳥曇り(春) :渡り鳥が北方へ帰っていく頃の曇り空 冴え返る(春):さへかえる、そろそろ暖かくなったかと思うと また寒さが戻ってくるのをいう。 侍らす :はべらす 好々爺 :こうこうや、人の良い老人 湛える :たたえる
○浜松市/天神町 haik2k01.jpg 2000.01.23 372kb Hamamatsu City / Tenjincho 2000.01月度俳句吟行 酒蔵(天神蔵)での試飲に続き、地ビールとざるそば。 これはもう句を作るどころではありません。 原酒のおいしいこと。 蔵の中の食事処の雰囲気もよし、帰りがけには 口当たりの良い甘酒もふるまわれて、上機嫌と。 今月の季語:冬 初酒、寒造り、寒梅、蕎麦湯、竜の玉(紫色の弾む実) 着膨れ、どんど焼き、葉牡丹、時雨れ ことば: 大吟醸 お米を研ぐ割合50%以下(35%位まであり、高価なはずですね) 吟醸 60% 純米酒 60-65% 本醸造 65-70%
○天竜/ 田代家 / 光明山 haik9912.jpg '99.12.19 360kb Tenryu City / Tashiro House / Mt. Koumyou ruins 99.12月度俳句吟行 光明山での寒さに、初雪となりました。 薪割り体験は久々。 今月の季語:冬 手袋、忘年会、初雪、薪割り、囲炉裏(いろり)
○森町大洞院/小国神社 haik9911.jpg '99.11.27 516kb Mori Town / Daidouin / Ogunijinja きれいな紅葉写真でしたので、解像度をあまり落とさず重くなりました。 99.11月度俳句吟行 朝方は引き締まった風が吹いて、寒波がきているようでしたが 日なたに立つと暖かい。 紅葉写真を求めて、カメラマンがたくさん。 七五三も多く、 大安でもあり結婚式が神社でありました。 今月の季語:秋 紅葉(もみじ)、薄紅葉、散り紅葉、照り紅葉 :冬、11/8立冬より。俳句は先取りも可とのこと。 みかん、絨毯(絨緞) 袴着、神迎え、小春
○細江町柳公園 haik9910.jpg '99.10.23 328kb Hosoe Town / Yanagi Park 99.10月度俳句吟行 鯊(はぜ)釣りの皆さんが浜名湖堤防沿いに 天気も良く、大勢でした。 細江公園の「おもかる大師」 願いを込めて持った時軽いと、願いが叶う。 今月の季語:秋 鯊釣り、鯔(ぼら)、山粧へり、曼珠沙華(まんじゅしゃげ) 紅葉、黄葉、檸檬(レモン)、団栗(どんぐり、くぬぎの実)、柿 えのころ草(狗尾草、ねこじゃらし) :冬、11/8立冬より。俳句は先取りも可とのこと。 帰り花/返り花 (花の季節の終わった桜、梨、桃、躑躅つつじが季節はずれに咲く) ことば 爽籟 :さうらい(秋)、秋風のこと。風に色をつけてそよそよとした様。 駘蕩 :たいとう、のどかなのんびりとした様。 藁塚 :にお(秋)、刈り取った藁を堆肥にするため、3角に積んだもの。 澪つくし:みおつくし、船に通りやすい深い水脈をしらせるもの。 逆三角形の下側がはみ出た形。 万葉集に「いなさ細江の澪つくし」とあり。 吾子 :あこ(わがこ)
○引佐町観音山 haik9909.jpg '99.10.03 372kb Inasa Town / Kanonyama 99.9月度俳句吟行 2時間程の山歩き、ほうろく沢展望台まで。歩きでがあります。 浜松市から大平洋まで見えます。眼下にはダム湖。 観音山青少年の自然の家は宿泊も安く、自然の中で遊ぶには良いですね。 リンデンバウム昼食、ランチはハムステーキとカレーしかありませんが、 おいしいですよ。 今月の季語:秋 木の実、杜鵑草(ほととぎす)、毒茸、葡萄、芒(すすき)、落栗、虫の声 ことば 黄落 :こうらく、銀杏(いちょう)などが黄色くなって落ちること。 幾星霜:いくせいそう、幾年月 星は一年に天そ一周し、霜は年ごとに降る。 杣山 :そまやま、植林した山 仄々 :ほのぼの 磊落 :おおまかで小事にこだわらぬさま
○浜松市都田、滝沢 haik9907.jpg '99.07.24 312kb Hamamatsu / Miyakoda,Takizawa 99.7月度俳句吟行 浜松市でありながら、滝があったんですね。 第2東名の工事進んでますね。 山肌を削り、川の真ん中に足の長い橋脚。 都田の町には酒屋が2軒並んでいるのに、 お弁当の数無し。途中のコンビニで買っていきましょう。 特産、大粒の種なし葡萄おいしいです。葡萄狩あります。 今月の季語:夏 滝、日焼け、蝉、涼し、川遊び、祭太鼓、冷奴
○大須賀町/大東町 haik9906.jpg '99.07.03 404kb Osuka town / Daito town 99.6月度俳句吟行 大須賀町 清水邸庭園 無料でこんな静かな場所あるんですね。 愛宕下羊羮は歯応えのあるモッチリとした羊羮で有名。 大東町 本勝寺 紫陽花がいっぱいのお寺です。 あじさいの種類もいろいろあります。 今月の季語:夏 梅雨じめり、雨蛙、バナナ、冷房、蟻地獄 あぢさゐ、梔子(くちなし)、ビール ことば: なぎ:梛、まきの木の種類 本勝寺の山門は、槙と梛。 槙の木も直径1m位の太さになるんですね。 水馬:あめんぼう
○磐田/ 桶ケ谷沼、旧見付学校 haik9905.jpg '99.05.29 396kb Iwata / Okegayanuma , Old Mitsuke School 99.5月度俳句吟行 ひょうたん池:湧き水がポコポコ出ています。 堂山3号古墳:私の自宅から30mの場所で発掘してます。 桶ケ谷沼 :べっこうとんぼの沼 旧見付学校 :一番上の4階へ登ると、磐田市内が一望出来ます。 今月の季語:夏 青葦(蘆)、藷(芋)、亀の子、蟻塚、苺、薔薇、麦の秋 桜の実(さくらんぼ)、糸蜻蛉(とんぼ) 蛇苺:別名、毒苺。バラ科の多年草。 俗に有毒とされているが誤り。 木苺:バラ科の落葉小潅木。 こっちはとても甘くておいしい。 ことば: 湫(くて):沼など水草の生えた地 涅(くり):水底に淀んだ黒い土
○遠州 奥山方広寺 / 龍潭寺 haik9904.jpg '99.05.04 164kb Enshu Okuyamahoukouji / Ryoutanji 99.4月度俳句吟行 5月のゴールデンウィークになりました。 大雨の中の吟行でしたが、 龍潭寺は雨の方が逆に趣があり素敵です。 今月の季語:夏 雨蛙、蛙(かわず)、緑雨、五月雨(さみだれ) 青柏、牡丹、躑躅(つつじ)、葉櫻、雨燕(あまつばめ) 卯の花腐し(くたし:卯の花がくさるくらい。4月は「卯の花月」) 鯉幟(こいのぼり)の天気予報: 東風の時は天気が下り坂、西風は晴れ。
○天竜市 鳥羽山公園 haik9903.jpg '99.03.31 140kb Tenryu City / Tobayama park 99.3月度俳句吟行 桜のお花見です。鳥羽山公園の名物お猿は亡くなっていたんですね。 天竜二俣駅にて昼食。菜飯/田楽(とうふの田楽)こりゃおいしい。 今月の季語:春 桜、花、花筵(はなむしろ) 著莪の花(あやめのような、紫と白の小さな花) ふらここ(ぶらんこ) 花馬酔木(はなあしび=すずなりのちいさな花) 土筆(つくし)、春笋(しゅんじゅん=たけのこ)
○磐田郡豊岡村 梅園 haik9902.jpg '99.02.28 192kb toyooka ume park 99.2月度俳句吟行 枝打ちした梅の花を手に、帰路の車の中は香りで一杯でした。 入園500円、梅干し付き。 草笛教室など。 今月の季語:春 梅一色です。 いぬふぐり(青色の小さな花が地面いっぱいに咲きます)
○浜松市佐鳴湖/蜆塚古墳 haik9812.jpg '98.12.20 156kb Sanaru lake / Sijimizuka kofun 12月度俳句吟行 冬の古墳遺跡は人もなく静かですね。 佐鳴湖には先日、世界に600羽しかいないという 「黒つらへら鷺」が1羽迷いこんで話題になりました。 今月の季語:冬 北風、木枯し、笹子(冬のうぐいす)、忘年会、おでん 大根、山茶花(さざんか)
○館山寺 haik9811.jpg '98.11.29 156kb Kanzanji 11月度俳句吟行 浜名湖館山寺、大草山にある国民宿舎と館山寺温泉遊園地パルパルを 結ぶロープウェイからの眺めは最高。 ロープウェイはカード割引で往復¥650-です。 浜名湖では鴨の大群が蜂の群れの様に飛んでいました。 「鴨の群れ 蜂の大群 かと思い」 今月の季語:冬 鴨、冬紅葉(もみじ)、四温日和、小春日、セーター
○金谷町/川根町 haik9810.jpg '98.10.24 137k Kanaya Town / Kawane Town 10月度俳句吟行 JR金谷駅よりSLに乗って川根町へ 「馬に寝て 残夢月遠し 茶の烟(けむり)」 川根町「野守の池」 京都の名妓、野守太夫と名僧夢窓国師との 悲恋物語で有名な池。ブラックバス釣人多し。 今月の季語:秋から冬 秋霖(しゅうりん)、鳰(にお=かいつぶり=潜水の得意な小鳥) 初鴨、たい焼き、きのこ、朝寒、稲架(はざ)、芋 俳句的用法:旧かな使ひ ○○しており→○○してをり にぎわい →にぎわひ 休みいる →休みゐる 屋根おおう →屋根おほふ ○○のように→○○のやうに
○浜名郡舞阪町 haik9809.jpg '98.09.19 319k Maisaka tawn 9月度俳句吟行 JR舞阪駅から徒歩で散策、松並木を抜け、脇本陣、岐佐神社赤石、 舞阪漁港、北雁木、浜名漁協そばのお店でおいしい天丼です。 JR弁天島駅にて帰路。 突堤では15cm大のさよりが入れ喰い状態。春の季語なのが残念。 今月の季語:朝顔、渡り鳥、風船かつら、根釣、天高し、彼岸花 新松子(しんちぢり、まつぼっくりのこと)、沙魚(はぜ)
○周智郡森町 haik9808.jpg '98.08.29 195k Mori tawn 8月度俳句吟行 はぎの寺蓮華寺、大洞院・石松の墓 もう秋の季題なのに、この日の蒸し暑さ。 今月の季語:法師蝉(つくつくほうし)、赤とんぼ、 萩、芙蓉(ピンクの大きな花)、台風、秋○○
○引佐郡 細江町 haik9807.jpg '98.07.18 365k Hosoe tawn 細江町のお祭りです。 神社では奉納の稚児の舞が始まろうとしていました。 雅楽のライブ。 そこから、細江公園で登ると浜名湖の眺望が開けます。 夏の季語:夏〜がつけばなんでも。夏休み。 蝉、汗、祭、プール 南吹く(南風が吹くこと)
○引佐郡 奥山方広寺 haik9806.jpg '98.06.27 186k Okuyama Houkoji, It has Zen trainning. 6月度俳句句会 ロ奄喃那 智利智利 娑婆訶 おんなんのー ちりちり そわか 「おん」は「ロ奄」、この字がないので合成。 智恵が授かるおまじない。 甘さを押さえた大あん巻(大きいどら焼きのようなもの)はお土産に。 門前の蕎麦屋の手打ちざる蕎麦。大盛り¥800-、リーズナブル。 夏の季語、ざるそば、アイス、冷房、ビール、緑、苔、葭簀。
○磐田郡豊田町 haik9804.jpg '98.04.25 156k yuya nagafuji in Toyoda cho. A beautiful wisteria trellis. 4月度俳句句会 熊野の長藤。 藤棚の前に、新しく建てられた能舞台がありました。
○磐田郡豊岡村 haik9803.jpg '98.03.21 215k Shishigahana Park in Toyooka There is a big rock like a lion. 3月度俳句句会 春の季語。春がついた季語はたくさんあります。 色黄の花をつけるミモザ、淡い桃色のエリカ。 もう一週間すると、桜が咲き始める様子です。
○細江町・長楽寺 haik9802.jpg '98.02.21 254k Plum blossoms in Chouraku temple of Hosoe tawn 梅林の花のトンネルが満開でした。 高台に登ると、浜名湖・大草山が見えます。
○磐田市のおとなり、袋井市 haik9801.jpg / 98.01.24 332k Fukuroi City near Iwata 俳句月例会にて、油山寺・可睡斉 ・医王三油山寺(ゆさんじ、地元の人はあぶらやまと呼ばれます。) 桃山時代に源頼朝が建立した三重の塔は朱色あざやか。 滝、大きな根っこ、厄除け香、鐘... あたかもアミュウーズメントパーク、あきさせません。 ・可睡斉は徳川家康が命名。 おおきな下駄、スコップ。6の字のほらあな。
○ 龍潭寺 12/13(日) haik9712.jpg / 97.12.17 up 321k The Haike meeting in Hosoe town. 浜名湖畔、龍潭寺、井伊谷宮などを回り、句会を催しました。 鴨、小春日、ふとん、みかん、くしゃみ、松など冬の季語。 もう新しい門松置かれ、神主さんも一息ついている様子。 ※ヤマハ俳句クラブが発足して2回目の吟行になります。