Iwata City  

   ヤマハ俳句クラブ/吟行履歴 1997.12〜2006.12


       ・参考引用:岩波書店/広辞苑CD-ROMより調べたものがあります。
    パソコン検索にて簡単に調べることができます。


 2006

 焼津・花沢の里
 Hanazawa no Sato in Yaidu City.
  2006.12.23(土)  haik061223.jpg 727kB

  花沢の里は年配のご夫婦などのハイカーとよく行き会います。
  焼津駅からも徒歩にて適当な距離かと思います。
  食事と吟行場所は「かどや」

●今月の吟行句:
 細道の山の暮しや冬菜畑 久美子
 冬紅葉浮かべて沢の音柔し 信昭
 母と子の語らふ窓辺暖房車 眞苗

●今月の季語 : 冬
 山冴える、クリスマス、実南天、空っ風、ボーナス、咳(しはぶき)、年之瀬
 
●豆知識

  焼津は、『日本書紀』の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際、
 賊に火で攻められ、「向かい火をつけて」難を免れ、
 「天叢雲(あめのむらくも)剣で草を薙ぎはらい」、「賊を焚いて滅ぼした」
 という伝説にちなむ地名とされています。『古事記』では
 焼津を相武(さがむ)国としています。

 この「やいづ」は、
 「イ・アウィ・ツ、I-AWHI-TU(i=past time,beside;awhi=embrace;tu=stand,settle)、
 (賊軍に、または野火に)包囲されて止まっていた場所のそば」
 の転訛と解します。

 出典:ポリネシア語で解く日本の地名・日本の古典・日本語の語源
   http://www.iris.dti.ne.jp/~muken/timei05.htm
  date of access:06/12/28
   


 引佐町渋川
 Shibukawa in Inasa Town.
  2006.11.11(土)  haik061111.jpg 460kB

  レンガ作りの苔生した凱旋門。大銀杏の木が見事。
  からくり人形のある親水公園。動くのは10:30、二時間おき。
  食事は「いいのや」

●今月の吟行句:
  古農家の土間の暗さや神無月 信昭
  片時雨傘を忘れてもどり道 和美
  峠越え冬日さしたる里に入る 博仲
  凱旋の門の小さく神の留守 久美子
  山里の新酒新蕎麦人親し 眞苗
  
●今月の季語 : 冬
      木の葉落つ、お茶の花、木枯らし、綿虫、冬木立、裸木
      杉落葉、萩黄葉(はぎもみじ)、実南天、干大根

●豆知識
   井守と守宮(やもり)
   井守:サンショウウオの一種。日本固有の動物。赤い腹。季・夏。
   守宮(やもり):トカゲ目トカゲ亜目の爬虫類。季・夏。


 森町小京都の町並み/次郎柿原木
 Litlle Kyoto  in Mori Town.
 Raw wood of Jiro persimmon.
  2006.10.28(土)  haik061028.jpg 445kB

●今月の吟行句:
  窯元の路地に色なき風渡る 理弘
  毬栗の落ちて旧家の老夫婦 かおる
  
●今月の季語 : 秋
      どんぐり、案山子、栗、菊、鶺鴒(せきれい)、新蕎麦、零余子(むかご)

●豆知識
   蔀戸 :(しとみど)商店の前にはめ込む二枚の横戸。
        森町の古い商店にはまだ残っていました。
   小六月:陰暦十月の別称で、暖かい日和が続くこと


 森町香勝寺「ききょう寺」/袋井 千鳥ケ池
 Koushou Temple (Temple of bellflowers) in Mori Town
 Chidorigaike in Fukuroi City
  2006.9.23(土)  haik060923.jpg 406kB

●今月の吟行句:
  築山に日射し和らかとろろ汁 信昭
  弔問の足元照らす佳宵かな 理弘
  ヤッホーの声近づいて子等の秋 かおる
  
●今月の季語 : 秋
      生姜、芒(すすき、薄)、桔梗(ききょう)、十月桜、良夜
      木通・通草(あけび)、唐辛子、夜食、茸、萩

●豆知識
   秋の七草 万葉集 山上憶良(やまのうえのおくら)
   秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり) かき数うれば
   七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花


 袋井市 小笠山エコパ、ビオトープ
 Biotope of  Ecopa in Fukuroi City
  2006.8.26(土)  haik060826.jpg 712kB

 ビオトープ、バイオトープ(biotope)はラテン語とギリシア語からの造語で、
 「bio(いのち)+topos(場所)」
 道教えとの出会いは感激。
 一回りして飲み物の自販機を見つけたときには喉カラカラ。

 句会場所:ささき亭(千賀子さん特製のお弁当)

●今月の吟行句:
  山よりの水絶えし川残暑なる 眞苗
  草深を行きて峠は秋の風 久美子
  
●今月の季語 : 秋
    新涼、苦瓜(茘枝れいし)、蜻蛉(とんぼ)、盆、蒲(がま)、女郎花(おみなえし)
    秋の蝉、残暑、新豆腐

●豆知識
  道教え(ハンミョウ、班猫):夏
    道を歩いていくと先々へ飛んで行き、案内しているようです。

  日暮(蜩):秋
    「蜩初めて鳴く」は夏。蝉は夏。
    法師蝉は秋→おしいつく、つくつく法師、くつくつほうし、寒蝉(かんせん)


 番外編:阿波の国(徳島〜鳴門)
 Tokushima & Naruto City  awa060812_15.jpg 297kB

 ヤマハ俳句クラブにも何度か参加されている遠藤和良さんの所へ
 剣山スーパー林道のツーリングを兼ねて、稔さんとお邪魔しました。
 和良さん解説にて巡る大塚国際美術館は大満足でした。
 旅から帰りさっそくダビンチコードの本を購入。

 胡坐してビール手に見る阿波踊り かおる
 汗拭い札所に人のひきりなし かおる


浜松市村櫛 Murakushi in Hamamatsu City
  2006.7.29(日)  haik060729.jpg 579kB

 舞阪:ウオーターサイドという金魚、熱帯魚店
 村櫛:八柱神社、随縁寺は由美子さんの実家(ディリーヤマザキ)の目の前、
     幸夏ちゃんと初対面。
     神社の前は好都合に酒屋。
     昼食は「大むら屋」館山寺手前
 句会場所: 雄踏文化会館

●今月の吟行句:
  
遠花火父の背中で夢に入る 理弘
  胸に抱く幼子にさす日傘かな 眞苗
  大木の道に迫り出し蝉時雨 薫
  空蝉の木立のかなた漁船行く 清治
  初恋は渚の追憶遠花火 和美
  
●今月の季語 : 夏
   空蝉(うつせみ)、熱帯魚、花火、団扇、汗疹(あせも)、森林浴
   炎天、金魚、ビール、夕涼み、藪蚊、日焼け、

●豆知識
  雲の峰:夏の積乱雲のこと


浜松市阿多古
Arago in Hamamatsu City
  
2006.6.24(日)  haik060624.jpg 475kB

浜松の北、阿多古川ではもう川遊びをしています。
ギャラリー阿多古館でお昼。梅雨晴の一日はビールがうまい。

平成17年4月に熊・上阿多古・下阿多古・二俣中を統合。
ということで公民館となった上阿多古中の会議室で句会でした。
水のある町は良いですね。

●今月の吟行句:
  
屏風絵のごとく広がり苔茂る 稔
  土寄せの夫婦滴る山を背に 眞苗
  駐在の稽古着干され梅雨の晴 薫
  
●今月の季語 : 夏
   涼、梅雨曇り、蜻蛉(かげろう、とんぼ)、ビール、合歓の花、草刈
   柿青葉、青芒、涼風(すすかぜ)、葭戸(よしど)、木の枝払う、青田
   夏薊、夏の鴨、

●豆知識
 (1)大黒:大黒天が厨に祭られたことから僧侶の妻の俗称。梵妻。
 (2)枝払うは夏、枝打ちは冬、剪定は春


 新居町浜名湖ユースホステル
 Hamanako YH in Ari Town
   2006.5.28(日)  haik060528.jpg 499kB

 新居町の裏通りを歩きながら浜名湖ユースホステルへ。

●今月の吟行句:
  
山道を来て睡蓮の花明かり 久美子
  田水引く山峡(やまかい)の池花菖蒲 信昭
  
●今月の季語 : 夏
   十薬(じゅうやく、どくだみ)、代掻き(田植えの準備)、新茶、鯉幟
   梅雨、紫陽花、若葉、花蜜柑、鰹、雨蛙

●豆知識
 (1)画像にある黄色の花
   花菖蒲と、菖蒲とをかけあわして作られた雑種、
   厳密には花菖蒲とは言えないようです。

 (2) 睡蓮と蓮の違い
   ・睡蓮…葉や花が水面に浮かんでいる。花は小ぶり。撥水性なし。
    和名はヒツジグサ(未草)
   ・蓮…葉は花が水面から出ている。花は大ぶり。撥水性あり。


 細江姫街道、プリンス岬
 Hime Kaido of Hosoe in Hamamatsu city

  2006.4.22(日)  haik060425.jpg 335kB

 湖の脇に咲いていた浜大根を引っこ抜いて少しかじってみると
 辛味のある野菜の大根の味がします。
 姫街道の細い車道を登り展望台へ、遠くに冠雪の富士が見えます。
 大無限山、聖岳の山々。
 昼食は「魚波」刺身ぶつ切りの豪華弁当

●今月の吟行句:
  
つばくらめ猟師の着衣逆干し 眞苗
  
●今月の季語 : 
  春
    豆の花、藤、躑躅(つつじ)、山葵(わさび)、春筍(しゅんじゅん)、
    花樒(はなしきみ、もくれん科)、チューリップ、野遊、葱坊主、行く春、
    ふらここ(ぶらんこ)=鞦韆、秋千(しゅうせん)
  夏
    新緑、木苺(花は春)

●豆知識
  あやめ(菖蒲)としょうぶ(菖蒲)、かきつばた(杜若)の違い
      →花弁の元を見よ!
    花菖蒲が黄色の目型模様、あやめが網目模様、杜若が白の目型模様。


  磐田市田原手作り親水公園、国分寺址
 Handmade water park of Tahara in Iwata city
 2006.3.25(土)  haik060325.jpg 359K

  見過ごしていた親水公園は絵葉書の景色のようです。
  桜が5分咲きできれいでした。
  お昼はワークピア内のベトナ料理アオザイのランチ
  ベトナムうどんのフォーがおいしい。

●今月の吟行句:
  幼子と土筆残して草むしり 清治
  踏青や裾の濡るるを楽しみつ 信昭
  
●今月の季語 : 春
    雪柳(小米桜)、チューリップ、初鳴、桜花、霞、夕長し、蜆、土筆、
    花影、蒲公英(たんぽぽ)、草青む、初蝶、田起し
    野蒜(のびる)、

●豆知識
   踏青:春先に野に出て青草を踏んで遊ぶ中国の行事


館山寺、宿蘆寺(しゅくろじ)
 The Kanzannji of Lake Hamana 
 2006.2.19(日)  haik060219.jpg 535K

 浜名湖一周駅伝大会が開催されていました。
 沿道で応援。 昼食は大むら屋

 館山寺は98.11に同じ場所を回ったことをだんだん思い出しました。
 新しく「恋の岬」が整備されていました。
 
●今月の吟行句:
  土手すべる子等制す声水ぬるむ 博仲

●今月の季語 : 春
      針供養、春眠、雛飾り、草萌え、やぶ椿、盆梅

●豆知識
     涅槃 (ねはん):一切の迷いを超越した、不生不滅の悟りの境地。
     涅槃会(ねはんえ):
           釈迦シヤカ入滅の日とされる陰暦二月一五日(太陽暦の三月一五日)に、
           各寺院で営まれる儀式。


春野町秋葉神社下社
The Shinto shrine of Mt. Akiha in Haruno
2006.1.29(日)  haik060129.jpg 535KB

東海自然歩道犬居城跡までのぼり、猪くんに挨拶をし一汗かいてから、
下社入口の門前屋でおいしい昼食(お酒)をいただきました。
お昼のチャイムに宝塚の「すみれのは〜な〜咲くころ〜」が流れます。
宝塚の創始者の1人 「すみれの花咲く頃」 の作詞をした白井鐵造さんの
記念館があります。 春野町犬居の出身です。

●今月の吟行句:
  実万両秋葉古道の道標 信昭
  春隣火防せの茶店賑わえり 博仲

●今月の季語 : 冬
  早梅、水仙、悴む(かじかむ)、鳶、熱燗、白息、札納め、小春日
  炭火、冴える、着膨れ

●豆知識
 淑気:しゅくき
    天地の間に満ち満ちている新年のめでたいけはい。
 御降り:おくだり
    九州地方で、神輿(みこし)が御旅所(おたびしょ)へ渡御(とぎょ)
    おいでになること。
 


  2005

Yaizu Fishing Port 
2005.12.18(日)  haik051218.jpg 280KB

焼津漁港
 テトラポットの先、海の向こうに富士山が見えました。
 漁港の休日は静かで、フォークリフトの講習会を行なっていました。
 忘年会を「かどや」にて行ない、帰りがけに一っ風呂浴びて
 帰りの電車は気持ちよく。

 サンライフ焼津

●今月の吟行句:
  嶺遠くなほ群青の海冴ゆる 吉治
  鯛焼や夕やみ重き城下町 久美子

●今月の季語 : 冬
  鯛焼き、マフラー、日向ぼこ
  


Usagiyama Park in Iwata City 
2005.11.27(日)  haik051127.jpg 385KB

磐田兎山公園
 少年と神明宮で出会い、一緒に吟行しました。
 皆さんとの吟行画像はトラブルで喪失してしまいました。
 我が家から近いのであとから取り直したものです。

●今月の吟行句:
 実千両古墳の杜に灯りをり 久美子

●今月の季語 : 冬
  サッカー、ラグビー、大根、苅田、草もみじ、千両、新海苔、小春、山眠る
  神の留守、銀杏(いちょう)
  


Kawana in Hamamatsu City 
2005.10.30(日)  haik051030.jpg 519KB

 川名野外活動センター
 山野草の多さは、まるで植物園

●今月の吟行句:
日に透けて木の間に消えし秋の蝶 久美子
木の間より透けて深山の秋日かな 理弘

●今月の季語 : 秋
 植物園のような活動センター
  われもこう (吾木香)
  まつむしそう(松虫草)
  きりんそう(麒麟草、黄輪草)
  せんぶり(千振)
  おとこえし(男郎花)
  りんどう(竜胆)
  ななかまど(七竈)
  あけび(通草)
  吟行でつぶした怪しい実、
  割ると煙草の灰のようなものがでる実は虫の入ったマタタビ
  赤い実の木はガマズミのようです。甘酸っぱい。
  おとこ‐えし(男郎花)、おみなえし(女郎花)に似ている。


Ooike in Iwata City 
2005.9.25(日)  haik050925.jpg 345KB

 磐田市大池は野鳥の楽園


●今月の吟行句:
 曼珠沙華辿りて尽きず田の小道  眞苗

●今月の季語 : 秋
  曼珠沙華、月夜、稲刈り、秋桜、薄の穂、初鴨
  
●豆知識
  ちちろ:蟋蟀(こおろぎ)
  つくつくし:(秋)法師蝉、つくつく法師
  小鳥来る:(秋)ちいさな鳥が日本に渡って来ること。


Hamakita Forest Park in Hamamatsu 
2005.8.24(日)  haik050827.jpg
 489KB

 浜北森林公園
 散策と食事に使えます。
 レストランには生ビール大ジョッキあり。


●今月の吟行句:
 木漏れ日が模様織り成す秋日傘  厚子
 坂道をかけ降りて来し夏帽子 久美子

●今月の季語 : 秋
  虫の声、色変えぬ松、法師蝉、桃、初嵐、残暑、蜥蜴(とかげ)
  
●豆知識
  秋津:あきつ、あきづ。蜻蛉(かげろう)、とんぼうの別称


Mori Town 
2005.7.24(日)  haik050724.jpg
 327KB

アクティ森のすぐ近くにある古民家、永松朝子さんのアトリエ訪問。
襤褸(らんる、日本の使い古された藍の仕事着、自然布、古布)に
刺子や継ぎを施して作品を作っておられます。
作品を展示販売している秋山木工に展示されている作品の一部
 akimoku0507.jpg 66kB

昼食はすぐ近くの手打ち蕎麦「ほっとり」

●今月の吟行句:
 先客の影立ち去りぬ夏炉かな  眞苗
 工房の昼を灯して吊忍 眞苗
 古民家の風はかすかに釣忍 久美子
 氷水待ちて日なたの列長し 稔

●今月の季語 : 夏
  麻暖簾(あさのれん、のれんだけでは季語になりません)、
  日輪草(向日葵、ひまわりの別称)、夏座敷、噴水、雪渓、汗、
  涼し、青薄(あおすすき、青芒)、簾(すだれ)、蚊取り線香

●豆知識
  
日向水:日向は冬ですが、夏の日向に出しておいたぬるい水。
  吊忍(荵)、釣忍:つりしのぶを集めて軒先に吊るしたもの。


Flower Garden Of Bebten Town 
2005.6.19(日)  haik050619.jpg
 470KB

弁天島のフラワーガーデン
花博後に公園としてオープンしました。
だいぶ歩きましたが、花いっぱいできれいです。


●今月の吟行句:
 梅雨晴れの湾に込み合ふ定置網 眞苗
 海紅豆散って潮騒遠きかな 眞苗
 睡蓮は星散るごとくモネの庭 裕実春
 あめんぼうすいすい走るモネの池 たまき(小1)


●今月の季語 : 夏
  潮干狩り、梅雨曇り

●豆知識
  海紅豆:かいこうず、でいごの豆


SunMarine Bridge of Arai Town  
2005.5.29(土)  haik050529.jpg
 358KB

新居町駅北口→競艇場→マリーナ→サンマリンブリッジ
→応賀寺、展望台→新居関所と良くあるきました。

※番外編:久美子さんを囲む会
 haik050529x.jpg 184KB メイワン7F「とろろや」

●今月の吟行句:
 桜の実あまた落ちゐて寺の道       眞苗
 一舟(いっしゅう)の橋突き抜けぬ青葉潮 眞苗

●今月の季語 : 夏
  梅の実、柿若葉、草笛、日傘、バナナ、薄着、南風(はえ)、ボート

●豆知識

  早乙女:さおとめ、そうとめ。田植えをする女
        年代を問わないが、若い女性の意味もある。


Syoboji of Inasa Town 
2005.4.29(金)  haik050429.jpg
 687KB

 引佐町 正法寺の山門:静かな庭でした。
 奥山高原:ソーセージにビール

●今月の吟行句:

 行楽の道案内や花さつき 理弘
 鐘楼に登れば若葉の風わたる 博仲
 
●今月の季語 :
 春
  風光る、松の芯、燕、囀り、葱坊主、春日傘、、春眠、ぶらんこ、クローバー
 夏
  新緑、ビール、
 


Nishinoya Park of Yuutou Town 
2005.3.27(土)  haik050327.jpg
 602KB

雄踏町宇布見の西之谷公園
早咲きの桜に重要文化財中村家住宅のんびりします。

昼食:康川のうなぎ
画像ははみだす「うな重梅」
私の頼んだ「松」はお重に収まります。
甘口のタレです。値段お手ごろでおいしいです。

●今月の吟行句:
 置き石にめいめい座して春日かな かおる
 蒲公英と分け合う陽差し膝頭 眞苗
 春の日の行く先々に談はずみ 久美子

●今月の季語 : 春
  花(桜のこと)、落椿、菜の花、卒業、雪柳(米桜)、風光る、花筵(むしろ)
  雛祭り、蒲公英(たんぽぽ)、土筆、初音(鶯の鳴き声)、

●豆知識

  朝まだき:早朝


Tatsuo Shrine of Plum Park in Kakegawa City 
2005.2.19(土)  haik050219.jpg
 434KB

 龍尾神社(掛川市)
 掛川駅からちょうど良いくらいの散策コースでした。
 昼食は手打ちうどん「五代」、うまい。
 句会場所の商工会議所は大きな窓に掛川城が見えます。

●今月の吟行句:

 夢路へと続く絵本や春ごたつ 理弘
 菜の花や古美術展の鉢の中 厚子
 梅園のどれも枝垂れて雨滴かな 眞苗
 喜びの声の素直や受験生 久美子

●今月の季語 : 春
  枝垂れ(しだれ)梅、納税期、落椿、猫柳
  苗木売り、耕し、春炬燵、菜の花、受験生

●豆知識

 雪洞(ぼんぼり):紙張りなどのおおいをつけた手燭、行灯(あんどん)
 


Plum Park in Toyooka Town 
& Kunika of Brewing Place in Fukuroi City.
2005.1.22(土)  

 豊岡梅園と袋井市山田にある国香酒造の寒造り。
 haik050122.jpg 506KB

 フィリピンより優子さんが帰省し参加。
 稔さん、和美さんと私は雪中行軍のため、ご挨拶のみとなりました。
 天竜浜名湖鉄道沿線の「敷地」無人駅舎の二階で句会。


●今月の吟行句:

 酒母眠り黄水仙咲く土蔵かな  優子
 寒造小窓より空少し見え 眞苗
 白梅や三代続く写真館 吉治
 野の駅を酒飲み出れば春隣り 博仲
 枝先の虫を観ている寒さかな 知幸

●豆知識
  時雨:
このままの時は冬の季語。春時雨、秋時雨
  片時雨:一方では降っていて、他の地方では晴れている時雨。
  初花、花びら:桜の意味になります。初がつけばお正月では無いのですね。


  2004

Tsumagoi at Kakegawa 2004.12.26
 つま恋  haik041226.jpg 470KB


 つま恋温泉に忘年会を兼ねた吟行句会
 のんびり湯につかってから、まずは生ビール。
 和食処のおいしい料理を食べながら更にビールと焼酎。

●今月の吟行句:

  幼子と手をつなぐ径冬うらら 眞苗
  やはらかにあふれる日差し冬木立 厚子

●今月の季語
 冬:
北風、年忘れ、枯れ野花、暖房、雑炊、忘年会、冬紅葉



  Oguni Shrine and Daidoin 2004.11.23
 小国神社と大洞院 haik041128.jpg 488KB


 小川を囲む紅葉は例年のごとくきれいでした。
 神社内にシェフのフランスパンと珈琲の出展もまた面白きかな。
 夜小川沿いに車で走ると、ヘッドライトで幻想的のようです。
 森の石松の墓がある大洞院はバイク遊びの集合場所ですが、
 人がたくさんいるのには驚きました。

●今月の吟行句:

  琴の音の響く本殿空澄めり 裕実春
  冬萌えに座して結びの昼餉かな 理弘
  ベビーカー寝顔に写る紅葉陰 博仲
  青空に伸びたる枝の冬芽かな 博仲
  川面まで燃えうつりいて照紅葉 和美


●今月の季語
 秋:紅葉(こうよう、もみじ)
 冬:名草刈る、銀杏狩(いちょうがり)、銀杏(ぎんなん)、七五三祝(しめいわい)
   銀杏黄葉(いちょうもみじ)、


Okegaya Swamp in Iwata City 2004.09.26
 桶ケ谷沼(磐田市) haik040926a.jpg 416KB


 雨のとんぼの里は、とんぼはどこかで潜んでいたようでした。
 ヤゴを食べるザリガニがあちこちにいました。
 立派なビジターセンターがあり、いろんな虫や魚を見ることが
 できます。

●今月の吟行句:

  虫食いの葉の数多(あまた)あり山の柿 稔
  山道の毬栗(いがぐり)蹴りて蹴りてゆく 稔
  木道の太釘錆びて赤蜻蛉 眞苗

●今月の季語:秋
  茸汁、芒(すすき)、赤蜻蛉(とんぼ)、萩、小鳥
  鈴虫、初鴨、台風、団栗(どんぐり)、

●豆知識
 花野原:秋の草花が咲き乱れ、華やかであるが、
      一抹の寂しさも漂う野原
 さやか:秋の大気がすがすがしく快い様子
 間引き菜:秋に大根など菜類の畑から、間引きした菜
 阿鼻叫喚:阿鼻=地獄で亡者がわめき叫ぶ様子。



Toyooka Village 2004.08.22
 豊岡村虫生 haik040822.jpg 428KB

 湧清水何処にありや山の里
 きれいな冷たい水は滾々(こんこん)と涌いてでている場面を
 想像していたのですが。
 黒ベンツの山中ドライブ合格点。
 花咲の庄の手打ち蕎麦御膳はおいしゅうございます。

 ●今月の吟行句:
 茗荷(みょうが)の子農婦ひとりの山暮らし 眞苗
 頂上は草伸びつくし秋暑し 久美子
 過疎の村木の洞(ほら)大き藤村忌 眞苗
 山の畠一人守れり芋長(た)けき 久美子
 湯治場の今は冷泉花臭木 眞苗
 
 ●今月の季語
 
夏:かき氷、大蚊(ががんぼ)、緑陰、片陰(日陰のこと)
 秋:椎茸、毬栗(いがぐり)、飛蝗(ばった)、霧、
   秋津(「あきづ」とも。蜻蛉の別称)、芋、臭木の花、
   蜩(ひぐらし、かなかな)、水引草、猫じゃらし(狗尾草、えのころぐさの別称)
  

 ●豆知識
 
処暑:二十四節気の一つ。陽暦八月二十三日、二十四日頃
   太陽年を太陽の黄経に従って二四等分して、
   季節を示すのに用いる語。その等分点を立春・雨水などという。
   中国伝来の語。

  黄道:地球から見て太陽が地球を中心に運行するように
   見える天球上の大円。
   天の赤道に対して約二三度半傾斜する。
   黄道が赤道と交わる点は春分点・秋分点である。


 Insect Park in Ryuuyou Town 2004.07.31
 竜洋町昆虫自然観察公園 haik040731.jpg 346KB


 台風の余波はありましたが珍しい昆虫や公園の
 植えられている何でもありの植物を楽しみました。
 オクラ(ねばねばの野菜)がでかい。
 海浜公園でのお刺身定食とお風呂、つい野菜も
 買って帰りました。

 ●今月の吟行句:
 昆虫館出ればたちまち蝉時雨    眞苗
 風止みて蜘蛛がゆるりと足伸ばす 知幸
 幼子の見据える先に蝸牛      志乃
 雨音は夢の中へと籐寝椅子    理弘
 雨過ぎる庭一斉に蝉の鳴く     裕実春
 
 ●今月の季語:夏
  水遊び、山青し、鍬形虫、素麺、涼風、水馬(あめんぼう)
  籐椅子、赤とんぼ、草いきれ、蜘蛛、百日紅(さるすべり)
  布袋葵、南瓜(かぼちゃ)
  川骨、河骨:かわほね、こうほね
     スイレン科の多年草水生植物。七月頃に黄色の花をつける
 

 ●豆知識
  
こがねむし、かなぶん、はむしは皆同じかと思っていましたが
  違う種類とわかりました。
  はむしは小型で触覚が長い。
  たまむしは7色で細長い。
  


 Mikura in Mori Town 2004.06.26
 森町三倉 haik040626.jpg 311KB

 三倉峠の茶屋の送迎バスにて昼食宴会となった吟行。
 露天風呂にも入りご機嫌です。
 胡麻豆腐に紫陽花の天婦羅、昆布焼酎。

 ●今月の吟行句:
 森の中紫陽花の青深み増し 厚子
 白鷺の群れ睦まじき水辺かな 邦男
 夏の日に山見渡せり露天風呂 かおる
 
 ●今月の季語:夏
  
鮎、芝刈り、紫陽花、蛍狩、合歓の花、ビール、枇杷(びわ)
  白鷺、薫風、梅雨、夏鶯(うぐいす)
 

 ●豆知識
  
尺蠖:尺蛾の幼虫で、木の葉を食い荒らす夏の害虫


 Bentenjima  2004.05.30 
 弁天島 haik040530.jpg 310KB

 花博で賑わう弁天島、水上バスがおしゃれ。
 錨の背、大鳥居のところまで渡し舟にて送迎。
 砂地の熱さはたまりません。
 和食やさん「浜名坊」ランチいけます。

 ●今月の吟行句:
 衣更思い出詰まる古箪笥(たんす) 稔
 波寄せて鵜いっせいに砂州去りぬ 裕実春
 孫の手を引いて揃いの夏帽子 稔
 大鳥居仰ぎ干潟の跣足かな 眞苗
 
 ●今月の季語
  夏:
  夜盗中、昼顔、写真の日、南吹く、鵜、浜防風、粽(ちまき)
  梅雨、新緑、薄暑、日傘、袋掛、小鯊(はぜ)、葛餅、素足

 ●豆知識
  不可思議=10^64乗、無量大数=10^68乗。


 Fukuouji in Iwata City 2004.04.30 
 福王寺/磐田市 haik040430.jpg 441KB

 デンマーク牧場/袋井市

 手入れされた福王寺の竹林はすばらしいものでした。
 住職の孝教さんのウンチクもまた興味深く。
 デンマーク牧場は自家製ソフトクリームをおいしくいただきました。
 稔さんの職場「静岡理工科大学」の学食と研究室探訪。

 ●今月の吟行句:
  丈の秋水琴窟の音響く 裕実春
  すかんぽや川底にちる雑魚ニ三 吉治
  子ひつじのかたまる丘の立夏かな 吉治
  本殿の屋根重々し竹の秋 知幸

 ●今月の季語
  夏

   アイスクリーム、茶畑、筍、蜜の箱、柿若葉、老鶯(ろうおう)
   鮎、鯉幟、

  春:蜜、蕨(わらび)、若緑、潮干狩り、一番茶、むつ五郎
    竹の秋、蝿の子、若草野

 ●豆知識
  
すかんぽ:春、学校の帰りに子供がしゃぶる道端の草。すっぱい。


Kamo Shrine in Hamatsu City 2004.03.20 
 賀茂神社/浜松市 haik040320.jpg 448KB

賀茂眞淵(国学者)誕生の地。
有馬朗人(あきひと、元文部大臣)浜松一中(北高)出身
「沈黙は金なり金木犀の金」

お昼は「一味真」 Roynet Hotelのランチは大満足。


 ●今月の吟行句:
  苗木市隣家の花の名を覚え かおる
  春泥や轍たどれば乳母車 和美
  お彼岸の鐘のひびきに水こぼれ 好章
  ものの芽や高層ビルの競い立つ 吉治

 ●今月の季語:春
  
土筆(つくし)、椿、お彼岸、木蓮

 ●豆知識
  
鳥曇:日本で越冬した渡り鳥が北へ去るころの曇り空
  春陰:春の曇りがちな天候


Temryu City 2004.02.28 
 天竜市清龍寺、花桃の里(道の駅)  haik040228.jpg 399KB


  花桃はつぼみでした。
  風もなく暖かい橋の上で川面を眺めました。

 ●今月の吟行句:
  ひざほどの梅にも花のあふれおり 眞次
  添木して桃万蕾をかざしけり 眞苗
  いつの間に同じ背丈か雛飾り  厚子
  渋滞や椿の花のまた落ちて 稔
  若武者のご廟(びょう)の椿丈高き 眞苗

 ●今月の季語:
 
(春)田起こし、椿、菜の花、東風(こち)、雛祭り
    風光る、蕗の芽、春浅し、牡丹の芽、冴え返る、
    ものの芽、名草の芽

●豆知識
  長閑けし(のどけし):のんびりとした春の日の落ち着いたようす
  
春の川:春の雪融けで水かさを増した川のこと。
        
広く、のんびりゆったりした川。


Ume Park in Toyohashi City 2004.01.31 
 豊橋市向山・梅公園  haiku040131.jpg 434KB


  豊橋駅よりバスに乗り向山梅林へ近くに市民文化会館や
  鴨、アヒル、カモメ、鳩などた〜くさんいる池の公園もあり。

  梅は2分咲きですが、種類の多いのはびっくり。
  乙女、紅乙女、青軸、鹿児島紅、花豊後、花香安鶯宿、
  白加賀、思いのまま

 ●今月の吟行句:
  冬木立白き野球着走り去る かおる
  梅園の日溜り占めて茶店かな 眞苗
  咳の声いつのまにやら父に似て 博仲

 ●今月の季語:
 
(冬)咳、水鳥、探梅、ホットレモン、ホットドリンクス、熱燗
 (春)立春


  2003

Bentenjima Town 2003.12.21 
 弁天島  haiku031221a.JPG 418KB
       忘年会模様:haik031221b.jpg 360KB
       吟行句   :haik031221c.jpg 364KB

 ●今月の吟行句:

  寒風に向かえる鳶の高さかな 和良
  松林抜け冬ざれの海に立ち 博仲
  手袋や句帳開くももどかしく 眞次
  寒晴れの児の目かすかに海の色 吉治

  http://www.endo-kazuyoshi.com/ 
  和良さんのHP
  松山から吟行に見えられました。


Hamana Lake 2003.11.15 
 水車公園・浜名湖他  haiku031115.JPG 212KB

 マニラより優子さんが帰省され、飲み会を催しました。

 →番外編 haik031116.jpg 104KB

 ●今月の吟行句:
  後ろ手の背を追いかける木の葉かな  優子
  遠嶺をグラスに透かす今年酒     吉冶
  水車小屋左のほほに秋日浴ぶ     久美子
  冬たんぽぽ郷土詩人の碑のほとり   眞苗
  紅葉浮く池の向こうの水車小屋    吉冶
  両の手で受け止めんとす落葉かな   優子

<兼題>
  一木の紅葉万の色をして      久美子
  スーパーのでかいポスター新酒かな 眞次
  紅葉を想へど我が身ビルに在り   裕実春
  


KikugawaTown  2003.10.19
  小笠郡菊川町 haik031019.jpg 452KB

  菊川町はお祭りでした。
  白亜の殿堂アエル、なぜか鳩のブロンズ像が建物のあちこちに。
  画禅庵は落ち着いた画廊。
  まことちゃんのグワッシ初段

 ●今月の吟行句:
  「お勝手の音のみぞして秋の午後」 かおる
  「日の当たる坂の山門返り花」 吉治
  「秋祭り軒も華やぎ旅の宿」 和美
  「小学校向いの稲架の低かりし」 久美子
  「テーブルの真中に置かれとろろ汁」 稔
  「小高きに立つ仁王像里の秋」 眞苗
  「どこまでも伸びる廃線花すすき」 吉治

 ●今月の季語:秋
   
花芒(すすき)、柿、秋桜(あきさくら、コスモスのこと)、林檎(りんご)
   とろろ汁、蟷螂(かまきり、とうろう)、青蜜柑、蕎麦の花、
   みむらさき(実紫、ムラサキシキブ)、稲架(はざ、はさ、とうか)

 ●
返り花:冬、返り咲きの花。狂い花。忘れ花。



○ Fijieda City  2003.09.28
   藤枝田中城(庭園)  haik030928.jpg 404KB

  史跡田中城下屋敷
  月見櫓(やぐら)は涼しい風が吹いていました。
  高橋精一(泥舟)が名付けた「光風霽月楼」
  せい‐げつ【霽月】
   雨がはれたあとの月。
   くもりのないさっぱりした心境にたとえる。

 ●今月の吟行句:
  「秋茜風の溜りに止どまらず」 かおる
  「僧の列過ぎれば萩も揺れにけり」 吉治
  「露草や濡れたる裾の色の濃く」 眞次
  「葉に重ねまだ青き柿たわわなり」 久美子
  「小鳥来る病院裏の葦の池」 理弘
  「秋風が月見櫓を吹き抜けり」 久美子
  「風の来て紅白の萩入り交じり」 博仲

 ●今月の季語:秋
  秋:豊の秋、稲雀、露草、数珠玉(イネ科の多年草)、胡桃(くるみ)
    石榴(ざくろ)、木槿(むくげ)、あきつ(秋津・蜻蛉)、柿、
    桜紅葉(さくらもみじ)、虫の声、新生姜
 

 Daitou Town, Hamaoka Town  2003.07.27
   大東町潮騒橋、浜岡町桜ケ池  haik030823.jpg 396KB
   あっつい夏日和でした。
   通る時遠めにみていた潮騒箸は夏の海を味わうには良かったです。
   遠州七不思議桜ケ池のおひつ納め。
   お昼は150号線の穴場の食堂、魚屋さんだけにお刺身の多いこと。

 ●今月の吟行句:
  「休暇明け目覚まし響く朝来たる」 稔
  「砂浜の白き風車に秋の風」 稔
  「展望を遮る松の残暑かな」 稔
  「サンダルの音掛け登る夏の駅」 かおる
  「新涼や蔓棚に空垣間見る」 眞次
  「窓下を下駄の音行く盆踊り」 眞次

 ●今月の季語:秋(夏)
  秋:色変へぬ松、枝豆、盆踊り、休暇明け、鬼灯(おおずき)、天高し、霧
    秋気澄む、新涼、
  夏:裸、炎昼、緋鯉(ひごい)、鵜(う)

 ●今月の豆知識:
  ・しん‐ちぢり【新松子】秋、今年できた松かさ。青松笠。しょ‐しょ【処暑】
  ・二十四節気の一。太陽の黄経が一五○度の時。暑さが止み、新涼が間近い日。
   陰暦七月の中、太陽暦の八月二四日頃に当る。
  ・おくり‐まぜ【送りまぜ】秋
   陰暦七月、旧の盂蘭盆会が過ぎて吹く南風。
   物類称呼「畿内及中国の船人のことばに…七月未(ヒツジ)の風をおくりまぜと云う


○ Kanaya Town 2003.07.26
   金谷町  haik030726.jpg 452KB
 
  金谷駅より石畳の坂へ、久々に食べる心太(ところてん)、
  200円うまい。
  坂の途中では老鶯の歌声を堪能。こんな鳴きの上手なうぐいすははじめて。
  牧ノ原公園より無料のお茶を頂きながら眺望を満喫。
  すぐの坂を下って美人女将のいるそば処「ゆくら」
  店の名前に覚えがあるという理弘さん。
  中学の同級女子、湯倉さんの親戚のお店と判明。


 ●今月の吟行句:
  「炎昼や駅へ五分の道しるべ」 眞苗
  「黒揚羽村のポストの色褪せて」 眞苗

 ●今月の季語:夏
   
青田道、炎天、蝉時雨、砂日傘(ビーチパラソル)、夜店
   青柿、向日葵(ひまわり)、虹鱒、簾、水打つ、夏燕、メロン、白百合
   空蝉(うつせみ)、円座、苔清水


○ Benten Town 2003.06.29
   新居町弁天島  haik030629.jpg 436KB
 
  駅をおりると、すでに祭り一色、老若男女、子供も一緒になって
  踊りや太鼓をたたいて通りを練り歩いています。
  祭り姿の句友の振る舞い酒もありがたく。

 ●今月の吟行句:

  「菅笠に紅見えかくれ夏祭り」 知幸
  「どの路地を折れても島の祭りかな」 眞苗
  「ちゃぶ台にいつも母をりところ天」 眞苗
  「踊る子の母の真似して夏祭り」 理弘

 ●今月の季語:夏
    祭、心太(ところてん)、日の盛り、草刈り、海開き
    さくらんぼ、梅雨明け、サングラス、プール、団扇、ビール

 ●今月の豆知識:
    
生れ(あれ)、海人(あま:漁師)=蜑、


○ Makayaji in Mikkabi Town 2003.05.31
   三ヶ日町摩訶耶寺  haik030531.jpg 402KB

  雨の吟行、植田には青鷺がたくさんおりました。
  古寺の庭園の睡蓮が雨飛沫に引き立ちます。

  ・今月の吟行句:
  「雨若葉朱唇つやめく古代仏」 吉治
  「本堂の雨だれ太し滝の音」 眞苗
  「静まりて月影落とす植田かな」 和美

  ・今月の季語:夏
    青鷺、菖蒲(しょうぶ)、扇風機、蓮、睡蓮、簾、
    薄暑、初鰹、玉葱、植田、若葉、サツキ、十薬(どくだみの別称)

  ・今月の豆知識:
  すい‐れん【睡蓮】ヒツジグサの漢名。
    スイレン科スイレン属の淡水産水草の総称。
    花泥中の根茎の一端から長柄ある葉を伸ばして
    水面に浮き(ここがポイント)、
    夏、長い花柄の先端に一花をつける。
    螺旋(W>])状に配列する多数の花弁は赤・紫・白などで美しい。
    花が夜は閉じ、昼に咲き、蓮に似た形なので、この名がある。

  はす【蓮・藕】(「はちす」の略) スイレン科ハス属の多年草。
  
  インドなどの原産。古く大陸から渡来した。
    仏教とのかかわりが強く、寺院の池、また池沼・水田などに栽培。
    葉は水面にぬき出て(ここがポイント)、
    円く楯形で直径六○象倉按Yぢ内外に達し、長柄を有する。


○ Rengeji Pond in Fujieda Ciity 2003.04.26
   藤枝市蓮花寺池  haik030426.JPG 314KB

   藤棚の続く池の周りをのんびり散策。
   ビールを買って東屋から池の景色を眺め、
   だんごを買って茶を飲む。
   藤枝小学校前の蕎麦屋「ますだや」で蕎麦を食べ酒を飲む。

  今月の吟行句
   「百の尾が同じになびく鯉のぼり」かおる
   「藤香る団子の匂いもまじりけり」眞次
   「れんげ咲く競うことなど何もなく」眞次

  今月の季語:
  夏
    藤、蟻、鯉幟(こいのぼり)、茶畑、製茶、茶作り、新茶、茶摘(4月)
    青柳、葉桜、夏みかん、躑躅(つつじ4月)
  春
    山笑う、風船

  豆知識:
   【紫雲英(げんげ)】「れんげそう」の別称
   【遅日(ちじつ)】〔特に春の日について〕
     日の暮れるのが遅く夕べの景色が長く続く日



 ○ 浜松フルーツパーク
    Fruits Park in Hamamatsu Ciity 2003.03.29
   
  2003.03月度俳句吟行 haik030329.JPG 413KB

  今月の吟行句
  「行楽の道々酸葉(すいば)かみにけり」眞苗
  「卒業やカーテン外し学生寮」稔

  今月の季語:春
    たんぽぽ、花桃、雪柳、土筆(つくし)、白蓮、芽吹く、
    蜜蜂、下萌え、菫(すみれ)、連翹(れんぎょう)、剪定

 ○フィリピンへ渡航される幸田優子さんに捧ぐ
   幸優をいれた兼題

  春優し嫁ぐ乙女に幸のあり    和美
  麗らかに風も優しやこれぞ幸   眞次
  春の草優しき人に隣るかな    眞苗
  背の高き花桃に似た優子かな   眞苗
  幸あれと田畑優飛す子持ち鳥   稔

  うららかに君歩出す幸の道    純代
  山盛りに幸を連ねて雪柳     かおる
  咲かせ行く春の日ざしの優しさよ 久美子
  白蓮や優子の門出を喝采す    理弘
  春の海越え嫁ぎ行く君に幸    博仲
  



 ○ Hmamatsu Bungeiikan  2003.02.22
  浜松文芸館   2003.02月度俳句吟行 haik030222.JPG 405KB
  豆腐会席 haik030222x.JPG 222KB
  今月の吟行句   「昔雛時の流れの色を着るクぢ眞次   「衣古りし(きむふりし)男びな女びなの見目正し」眞苗   「吊しびなあふれんばかりの祈りかな」優子
  今月の季語:春       東風(こち)、椿、春霞、梅、雪解け、ひいな(雛)、薄氷       水温(ぬる)む、
  豆知識:
     りょうしょう【料峭】レウセウ      春風が肌にうすら寒く感じられるさま。春「春寒」


 ○ Sanaru Lake  2003.01.25
   佐鳴湖初漕ぎ&餅つき

  2003.01月度俳句吟行 RG030125x.JPG 368KB
            餅つき模様 RG030125.JPG 717KB
  今月の吟行句
  「室咲の 出窓残して 日の暮れぬ」 優子
  「眠る児に 駅は近づく 暖房車」 眞苗

  今月の季語:冬
            
ししゃも(柳葉魚)、室花、餅つき、暖房、木枯らし
            早梅、寒晴れ、おでん、寒波、北風

  豆知識:【浮寝の鳥】うきね‐の‐とり
  
水に浮いたまま寝る水鳥。涙にくれて寝る身にたとえることがある。
  
季冬。千載恋「涙川―となりぬれ


 2002


 ○ MIkkabi Town 2002.12.15
   三ケ日町みかん狩り

  みかん狩り園では目白が飛んできてみかんを食べていました。
  鳥が食べた木のみかんはおいしい。

  2002.12月度俳句吟行 haik0212a.JPG 305KB             忘年会 haik0212b.JPG 187KB

  今月の吟行句
  「鳥たちと 同じ実を食べ 日向ぼこ」優子

 ○ Nakatajima and Enoshima of seaside in Hamamatsu  
    中田島、江ノ島海岸(浜松)  haik021124.JPG 296KB

  2002.11月度俳句吟行
   冬の海岸の波
   防波堤に行く人も躊躇する波しぶき
   サーフィンをする若者。
   投げ捨てられたごみの山
   波の音だけ聞こえる砂防林の道


  今月の吟行句
     「冬の朝風紋硬き浜に入る」 吉治
     「音立てて風は空へと冬紅葉」  理弘
     「潮の香を葉先に集め葱太る」 眞苗
     「呼ぶ声の波に消されて冬の海」 かおる
 

  今月の季語:冬
     小春日、葱(ねぎ)、七五三、鋤焼(すきやき)、枯れ葉、山茶花(さざんか)
     時雨(しぐれ)、雁、着膨れ、渡り鳥

  豆知識:かみ‐の‐たび【神の旅】
      旧暦十月、神々が出雲大社に集まるために旅立つということ。冬


 ○ Ninomaru Tea Room in Kakegawa   haik021026a.JPG 351KB Ginkou
                       haik021026b.JPG 319KB Tea Room
   二の丸茶室(掛川)

  2002.10月度俳句吟行
    吟行を掛川城周辺で行ない、
    掛川城の前にあるスペイン南米伝統レストラン「フシオン」で
    おいしい昼食をいただきました。
    午後からお茶室でお点前をいただきながら、茶道体験。
    楽しい句会でした。

  今月の吟行句
     「菊垣を通りて先の茶会かな」 吉治
     「濡れ縁の庭にほのかな秋の色」 かずみ
     「白壁の少し崩れて萩の雨」  眞苗
     「降り出して市のたたまれ残る菊」 久美子
 
  今月の季語:秋
      菊あざみ、鵯(ひよどり)、柚子(ゆず)、紅葉(もみじ)、散る葉
      天高し、金柑


 ○ Atago  haik0209.JPG '02.09.29 312KB   
   阿多古、竹の家

   2002.09月度俳句吟行

   竹の家の管理人さんに案内されて、
   阿多古川の竹堤(ちくてい)をたどり男滝、女滝へ散策。
   いろんな草木の名前を教えていただきました。
   画像にもとりましたが、はて今となってはどれがどれやら。
   藪蘭、はらん、水引、草じらみ、梅もどき、おおばこ、みつば
   花みずき、裏白シダ、豆蔦、箱根シダ、はなくさぎ

  今月の吟行句
     「秋雨止み日陰道なほ濡らしたり」かおる
     「畑駆ける影見送るや唐辛子」  真次
 
  今月の季語:秋
      葛の花、落ち鮎、木怱(たら)、茸(きのこ)、新米、
      
無花果(いちじく)、竹の春

    【 豆知識 】
    彼岸花=カミソリバナ。シビトバナ。トウロウバナ。
          曼珠沙華(マンジュシャゲ)、捨子花、天蓋花。
    ヒガンバナ科の多年草。田のあぜ・墓地など人家に近い草地に自生。
    夏から秋にかけ、鱗茎から三○象倉按Yぢ内外の一茎を出し、その頂端に


 ○ Sayo in Nakayama  haik020831.JPG '02.08.31 274KB   
   掛川市/小夜の中山

   2002.08月度俳句吟行

   残暑の中、旧東海道沿いにハイキングがてら、
   木陰にある句碑を眺めつつ吟行。

  今月の吟行句
     「葉鶏頭雲の影行く遠き丘」真次
 
  今月の季語:秋
      花芙蓉、秋暑、秋簾、冬瓜(とうがん)、法師蝉、残る蝉、
      秋涼し、新涼、白木槿(むくげ)、秋高し、葛の蔓

    【 豆知識 】
     芭蕉忍者説
      上野出身、
      奥の細道で50km日もあるく健脚(無理ないレベルは30km)
      情報収集のエキスパート、隠密。
      伊達(仙台)の偵察。
      お付きの曽良(そら)はのちに幕府の巡見使、御用人。


○ Fukuroi City  haik0207.JPG '02.07.21 212KB   
   袋井市
   2002.07月度俳句吟行

   遠州7不思議:片葉の葦
           葉っぱが片側にしかついていない葦

  今月の吟行句
    「日傘差し新任の地を初歩き」   知美
    「炎昼や子獅子逆立つ甍屋根」   公平 


  今月の季語:夏
           炎天、梅雨明けて、浴衣、花火、木下闇、蝉
           緑陰、木下闇、青葦

  【 豆知識 】
    緑陰:りょくいん。夏の緑の木陰。木下闇(きしたやみ)は
        もっとうっそうとしている。


○ Aichi Mito Town  haik0206.JPG '02.06.22 271KB
 愛知御津     2002.06月度俳句吟行

  今月は西へ、和美さんのお兄さんのフランス料理のお店国道   23号線沿い。
  JR御津(みと)駅、徒歩15分。そこからマリーナまで約10分。
  海とヨットを眺めながらお昼寝。マリーナでは進水式のセレモニー。
  おいしい料理とワインと良い雰囲気の中での句会でした。

今月の吟行句:
「昼寝から目覚めて眺め海の青」 かおる
「夏空を区切りそびえる斜張橋(しゃちょうきょう)」 志乃
「白無垢の紫陽花(あじさい)なりや雨に浮き」 公平
「夕雲の影をくずして水馬(あめんぼう)」 吉治

今月の季語:夏
  蝸牛(かたつむり、ででむし)、草を刈る、草刈、ヨット、鮎、昼寝
  西瓜、パラソル、浴衣(ゆかた)、日傘
【 豆知識 】
 アガパンサス:画像にある紫色で、彼岸花の雰囲気の花。
デイゴの花:でいこ【梯姑】
マメ科の大高木。インド原産。高さ五〜一○勸潰。
樹皮は白色を帯び枝に太い棘がある。
三葉の大形複葉を互生。
早春から初夏に赤色の大きな蝶形花を多数、密に総状花序につけ美しい。
南米産の近縁種アメリカデイコも同様に、観賞用に暖地で栽植。
海紅豆。エリスリナ。
夏草:奥の細道「夏草や兵(ツワノモ)どもが夢の跡」

 ○ Fishing ports of Yaidu City   haik0205.JPG '02.05.25 292KB
焼津漁港  2002.05月度俳句吟行

俳句クラブメンバーの地元、焼津まで足を伸ばし
お刺身と地酒を食しながらの吟行でした。
  整備された町並みは散策にもってこいです。
  港までの道のり、缶ビール手に、途中で自家製アイス。
  今月の吟行句:
  「初鰹俳句談義の定食屋」 かおる   「乗り換えの列車待つ間の夏の風」 稔
   今月の季語:夏
   五月晴れ、パセリ、雨蛙、汗、毛虫、夏木立、日傘、
   新茶、祭、黒南風(くろはえ)、薄着、
 
 【 豆知識 】
 ●うなみ【卯波】
   卯月(陰暦四月)のころに海に立つ波。卯月波。夏。
   無名抄「四月に立つをば―といひ」
   *無名抄:和歌に関する故実、歌人の逸話、詠歌の心得などの雑録
 ●てっせん【鉄線】
  キンポウゲ科の落葉蔓性草。中国の原産。
  茎は針金のように細く、強い。葉柄で他物に巻き付く。
  葉は対生し、長柄のある掌状複葉。初夏、葉腋に長花柄を生じ、
  大きな白色または淡青紫色の六弁花を単生、雄蕊は暗紫色を呈する。
  花色が紫・桃など、園芸品種が多い。
  観賞用。根は生薬の「威霊仙」で、痛風の薬とする。   鉄線花。クレマチス。夏

 ○ Haruno town  haik0204.JPG '02.04.21 162KB
  春野町
 
  2002.04月度俳句吟行 
 
    春野町天狗広場から山道を登って、ペンション「シンフォニー」にて
  水鳥の合同句会。
  筍の煮物をつまみにおいしいお酒をいただきました。
  昼食のお弁当にはたらの芽の天婦羅。
  台風のような雨の句会でした。
 
  今月の吟行句:
    「川の名のいつしか変わり山若葉」 眞苗
 
  今月の季語:春
        山躑躅(つつじ)、葱坊主、鯉幟(こいのぼり)
        藤、若葉、菫(すみれ)、遅桜、蕨(わらび)、白樺
        卯月雨、青嵐、菜種梅雨、花林檎(りんご)
 
  【 豆知識 】
     ・まぼろしのアカヤシオ:徒歩5時間かけていくと見ることができます。
     ・花かんば:かんば【樺】(カニハの音便) シラカバの別称。
           白樺の花。

 
○ yotsuike park in Hamatsu city haik0203.JPG '02.03.30 256KB
    浜松市四ツ池公園/市営球場
 
 2002.03月度俳句吟行
    桜満開の公園でお弁当にビール。
    林の中では栗鼠、池には青色のカワセミ。
 
  今月の吟行句:
    「苗札のくせ字親しき鉢届く」 眞苗
 
  今月の季語:春
        
花=桜、麗らか(うららか)、春燈(しゅんとう)
        遠足、芽吹き、満天星(どうだん)、風光る
 
 【 豆知識 】
  
かと【蝌蚪】
   (1)おたまじゃくし。春
   (2)古体篆字(テンジ)の称。
     中国の上古に、竹簡に漆汁をつけて文字を書いたもの。
     竹は硬く漆は粘っているので、文字の線が頭大きく尾小さく、
     おたまじゃくしの形に似ていたところからの名。蝌蚪文字。


○ Hosoe Town   haik0202.JPG '02.02.18 204kb
   細江町長楽寺の梅園
   2002.02月度俳句吟行

観光客がひきりなしの梅園でした。
    たらの芽ってあんな棒だったんですね。
    驚きました。(画像参照)
  今月の吟行句:
    「野焼きの火放ちて人の走りけり」 和美
    「春光や手つなぎ歩く老夫婦」   理弘
    「八方に水引き交わす残り鴨」   吉治
    「お雛さま窓全開にお披露目し」  かおる

  今月の季語:春
    
梅、福寿草、お雛さま、鶯(うぐいす)、蓬(よもぎ)     耕す、満天星(どうだん、ツツジ科)
 
 【 豆知識 】
     
残り鴨:北へ帰るためにだんだん数が減っていく3月ころの鴨      澪標 :みおつくし「水脈(ミオ)の串」の意)
         通行する船に通りやすい深い水脈を知らせるために立てた杭。
         歌で多く「身を尽し」にかけて使われる。
         みおぎ。みおぐい。みおじるし。
     万一四
     「遠江(トオツオウミ)引佐(イナサ)細江の―吾(アレ)を
       頼めてあさましものを」

 
 ○ Sanaru lake   haik0201.JPG '02.01.26 208kb
   佐鳴湖
   2002.01月度俳句吟行

     「餅米を家に忘れて隣家呼び」
    朝方の慌ただしさで餅米を忘れてしまいました。
    蒸しあがりが遅れ、一臼めは腹ぺこ状態。

   今月の季語:冬
        
餅、初雪、寒し、冷たし

 2001

 
 ○ Maisaka / Benten Town  haik0112.JPG '01.12.23 272kb
   舞阪 / 弁天町
 
   2001.12月度俳句吟行
 
   牡蠣のシーズンで浜名湖の漁師さんは大忙しでした。
   舞阪脇本陣。舞阪の有名な果物屋さん。
 
  「スコップで荷下ろしせわし牡蠣漁師」  かおる
  「渡荷場に漁師ひたすら牡蠣を揚ぐ」   優子
  「目出し帽澪見つめをり冬の漁」     優子
  「母のこと一行添えし賀状書く」     眞苗
 
 
  今月の季語:冬
       寄せ鍋、忘年会、焼き芋、師走
 
  ヤマハ俳句クラブ忘年会 haik0112a.JPG 76KB
 

 
 ○ Toyooka Town  hc011125.jpg '01.11.25 320kb
   豊岡町
 
  2001.11月度俳句吟行/第二回目
 
 しのさんがワサビの茎を調理したものを持ってきて、
 もらった柿で作った器に添え昼食時にいただきました。
 海老芋、紫芋など全て芋を使った芋づくし
 柿の葉も紅葉する種類があるそうです。とても奇麗でした。
 
 今月の季語:冬
    熟柿(じゅくし):よく熟した柿。
    熟柿(くさい) :酒に酔った人の息がくさいこと
    熟柿(くび)  :落ちやすいの意。
 
 【 豆知識 】
  吊し柿の側に大きな扇風機がありました。
  外側を早めに乾かさないと、実が崩れ落ちるとか
  硫黄顆粒を燃やして燻煙もするようです。(虫除け?)
 

 
 ○ Mikkabi Town  haik0111.JPG '01.11.17 224kb
   三ヶ日町
 
 今月の季語:冬
       冬桜、半年桜、蜜柑狩り
 
 【豆知識】
 
 ●じゅうや【十夜】
   〔仏〕浄土宗の法要。
    陰暦十月六〜一五日の十昼夜のあいだ修する念仏の法要。
    永享(1429~1441)年中、平貞国が京都の真如堂に参籠して
    夢想を蒙ったのに始まるという。
    おじゅうや。十夜念仏。十夜法要。
    十夜念仏法要。冬
 
 ●さんしょう【山椒】
    黒い種を食べてみると辛くはなく、それを包んでいたカラの辛いこと。
    初めて知りました。
 
    ミカン科サンショウ属の落葉低木。
    わが国各地をはじめ中国・朝鮮に自生。
    高さ約三メートル。枝にとげが多い。
    葉は小形の羽状複葉。春、黄色の小花をつける。
    雌雄異株。乾果は裂けて黒い種子を散らす。
    葉と果実とは香気と辛味が強く、芽は「木の芽」と称して香味料に、
    果実は香味料および健胃剤・回虫駆除薬に、材はすりこぎにする。
    広くはイヌザンショウ・アサクラサンショウなどの総称。古称、はじかみ。
    川薑(カワハジカミ)。漢名、蜀椒。「山椒の芽」は春
    「山椒の花」は夏。「山椒の実」は秋
  

 ○ Inasa Lake haik0110.JPG '01.10.27 224kb
   引佐湖
 
  2001.10月度俳句吟行
 引佐湖を望む観音山少年自然の家での句会でした。
 
 「風吹けば光波打つ花すすき」   理弘
 「道巾をせばめて蜜柑たわわなり」 薫
 「毬栗を避けて子犬の散歩道」   千里
 
 今月の季語:秋
       すすき(薄、芒)、栗、蜜柑、萱(かや)、秋高し
       ざくろ(石榴・柘榴・若榴)、きのこ
       かまきり(鎌切・螳螂・蟷螂とうろう)
       くさじらみ(草蝨、藪蝨(ヤブジラミ)に同じ、セリ科、
              衣服など他物に付着しやすい)
      :冬->鴨 
 
 【豆知識】
  ○ぎょうこう【行幸】
     (キョウコウ・ギョウゴウとも) 天皇が外出すること。みゆき。
    ぎょうけい【行啓】
     太皇太后・皇太后・皇后・皇太子・皇太子妃などが外出すること。
    10/28(日)には焼津においでになります。
 
  ○かや【茅・萱】
   屋根を葺(フ)くのに用いる草本の総称。
   チガヤ・スゲ・ススキなど。小萱。秋
   万葉集一四「岡に寄せわが刈る萱のさね萱の」
 
  ○みなしぐり【実無し栗・虚栗】
   殻ばかりで中に実のない栗。
   堀河百首雑「これもさこそは―朽葉が下に埋もれめ」
 
  ○あかまんま【赤飯】
   イヌタデ(秋犬蓼)の別称。あかのまんま。
 
  ○むかご【零余子】
    広義には、珠芽シッミメナセ

 
 ○ 磐田郡浅羽町 haik0109.JPG '01.09.23 248kb
   Asaba Town 
 
    2001.09月度俳句吟行
 
 
 「音ひとつ立てて賽銭秋の杜」 吉治
 「子を前に野行く自転車秋桜」 吉治
 
  今月の季語:秋
       秋桜(あきざくら、コスモスのこと)、こすもす、蜻蛉(とんぼ)、敬老日
       秋蝉(あきせみ)、蟋蟀(こおろぎ)、梨、バッタ、秋高し、曼珠沙華/彼岸花
       
 
 【豆知識】
    有の実:秋、梨のこと
    伽藍堂:伽藍(がらん)は僧侶たちが住んで仏道を修行する、
        清浄閑静な場所。
        がらんどう。広い場所でなにもない、の当て字。
    ちちろ:こほろぎのこと
    鬼火 :秋、ほほづき、酸漿
    田の色:秋の田のこと


 ○ 浜松市都田町 haik0108.JPG '01.08.15 296kb
   Miyakoda Town ,Hamamatsu City 
 
  2001.08月度俳句吟行
 
   滝の上に登ってみると、そこはただの用水。
   ああ、ちょっとがっかり。(滝沢)
   お昼には黙祷のサイレンが鳴りました。
 
 
 「少年の居所晩夏岩の上」 眞苗
 
 今月の季語:夏,秋
       夏 / 泳ぐ、黄金虫(こがねむし、金亀子とも書く)、緑
           滝、冷素麺(索麪)、水眼鏡
       秋 / 盆、臭木(くさぎ)、秋蝉、終戦日
 
 【豆知識】
 
   盂蘭盆会:秋、うらぼんえ
          7月13ー16日に行われる仏事。
          お盆のこと。都会では8月の陽暦で行うことが多い。
 
   茗荷の子:夏、めうがのこ(みょうがのこ)
         茗荷はショウガ科の多年草。薬味。花は秋。
 

 
 ○ 磐田郡豊岡村 haik0107.JPG '01.07.22 232kb
   Toyooka Village
 
  2001.07月度俳句吟行
 
 もと酒蔵の蕎麦屋とギャラリー
 ざる蕎麦と生ビールに冷酒、座敷の扇風機の風心地よく。
 
 
 「雨雲の去りて再び蝉の声」 稔
 
 今月の季語:夏
      空蝉(せみのぬけがら)、扇風機、トマト、熱帯夜
 
 【豆知識】
    驟雨:(しうう/しゅうう)夏の午後などに降る局地的な雨。
        夕立ちと同義。夕方の雨のことだけではないのですね。
    

 
○ 湖西歌舞伎/本興寺/弁天島海の家 haik0106.JPG '01.06.24 308kb
   Kosai-kabuki / Honkouji of tenples /   Seaside cottage in Bentenjima
 
  2001.05月度俳句吟行
 
  ・湖西歌舞伎
    市をあげての定期発表会は無料公演。
    通してみることができなかったので次の機会にゆっくり。
    出番の終わった子役が通路で化粧を落としている様子など、
    地域演芸として堅苦しさのないのが良いです。
  ・本興寺
    参道の両脇に○○院と称して住職の住まいがいくつもあるのが
    めずらしい。庭園は静か。
  ・弁天島海の家
    ついつカツ丼にビールから始まって、持参の焼酎「魔王」
 
 
 「鯉はねて また睡蓮の 静かなり」 かおる
 
 今月の季語:夏
       夏座敷、梔子(くちなし)、花菖蒲(はなしょうぶ)
       香水、螢、夏燕(つばめだけでは春)、睡蓮、夏木立
       素足、父の日、梅雨晴れ間、毛虫
 
 
 【豆知識】
    天牛 :かみきりと読む(髪切り虫)、夏
    凌霄花:のうぜんのはな、のうぜんかずら。中国原産蔓性落葉樹、夏。

 
○ 磐田市 農高薔薇園/医王寺 haik0105.JPG '01.05.19 344kb
   Rose Garden and Iouji of Iwata City
 
  2001.05月度俳句吟行
 
  磐田農高の薔薇の種類多数。
  気にいった薔薇の前で各自スナップをとりました。
  薔薇という字をこんなに書いたのは初めて。
 
  医王寺は近所にありながら初めて訪れました。
  奥様は神明中PTAで御一緒になったかた。
  りっぱな苔寺の庭園におどろき。
 
 「天蓋を揺らして五月の風渡る」 優子
 
 今月の季語:夏
      薔薇、苔の花、母の日、薄暑(はくしょ)、風薫
 
 
 【豆知識】
   天蓋 :仏像などの上にかけるきぬがさ
   茉莉花:まつりか、ジャスミン。もくせい科の常緑低木、白い花。
   常磐木:常緑樹のこと
   叢  :くさむらと読む
   園生 :そのう、植物を栽培している園
 

 ○ 天竜市横川 haik0104.JPG '01.04.22 484kb
   Yokokawa of Tenryu City
 
  2001.04月度俳句吟行
 
  沖 青魚 展 (田代邸にて) 近代俳人系図をみると面白い。
  ハガキはいいですね。後生にも残ります。
  
  蕎麦道楽 百古里庵 蕎麦焼酎「那由田の刻」なゆたのとき
  おいしいですう。ぐいぐいいっちゃいました。
  樹齢千年以上の将軍杉。
 
 「手を借りて 大空泳ぐ こいのぼり」 理弘
 
 今月の季語:春、夏
      風光る、春眠、花見酒、花の山、筍、鯉幟(のぼり)
 
 
 【豆知識】
   春落葉、杉落葉、松落葉:初夏。この時期葉を落とす。
   唐竹:節の間隔の長い竹
   鶯の谷渡り:春、ケキョケキョと続けて鳴くのを言う。


 ○福田町  haik0103.JPG '01.03.24 328kb
   Fukude Town
 
  2001.03月度俳句吟行
 
 白子漁、ただしこの日はこうなご(いかなご)がたくさんとれていました。
 聞くと、しらすのような大きさで捕れるのは30年ぶりくらいだそうな。
 白子干し工場の見学。
 
 白子(しらす)を「しらこ」と、ついつい言ってしまうわれわれ。
 鈴鹿の近く駅は白子(しろこ)。
 
 海老入りのちりめんじゃこ(しらすぼし)は「今売れてます」
 
 ハマボウの群生する公園
  ハマボウ:黄色の花、別名ハマツバキ。ハイビスカスも同類
 
 
 「白子船 着く度人の 輪を作り」 和代
 
 今月の季語:春
       花粉症、たんぽぽ(蒲公英)、しらす(白子)、犬ふぐり
       浅蜊(あさり)、野遊び、遠霞み、
 
 【豆知識】
   青き踏む:踏青(たふせい)、春の野山の青草を踏みあそぶこと。
   茎立ち :くくたち、芽や茎が伸びて薹が立つこと。
         薹(たい、とう)、とうが立つ。
         野菜類の花をつけるくきの伸びでたもの。
   風光る :春になってだんだん日光が強くなると、
        吹く風がなんとなくするどく感じられる。
   たゆたう:揺蕩、ただよう、ためらう
   下萌え :早春、地中から草の芽がふきでること。
 

 ○引佐郡三ヶ日町  haik0102.JPG '01.02.18 276kb
   Mikkabi Town
 
  2001.02月度俳句吟行
   三ヶ日原人の洞穴探検。
   大福寺、浜名納豆(唐納豆)の元祖が売られています。
       やぎふん状のみそ豆とでも例え。
       半年桜(半年の期間に渡って咲いている桜)
   昨年の思い出の牡蠣漁師小屋、訪問。にぎわってました。
      空き腹に 牡蠣焼く香り 涎(よど)の出て
 
 
    網開く 老人の手や 東風日和 (稔)
    牡蠣の漁師小屋にて。
    猫の子の鳴く声止んで 床につく (千里)
       
 
 今月の季語:春
       椿、乙女椿(ピンクの花)、山椿、寒桜、木の芽立つ
       浅蜊(あさり)、風光る、子猫、東風(こち)、木瓜(ぼけ)
 
 【豆知識】
    冴え返る:さえかえる。春に寒さがもどる。
    侘助  :わびすけ(椿の一品種、一重の赤色の小輪花)
    虎落笛 :もがりぶえ、冬。
         木枯らしなどが柵や竹垣に吹き付けて発する笛のような音。風音。
    鴟尾  :しび、宮殿、仏殿の大棟の両端に取り付けた装飾。
 

 ○掛川城  haik0101.JPG '01.01.27 236kb
   Kakegawa Castle
 
  2001.01月度俳句吟行
 
  ◇関東では大雪、小雨と風の強い寒い寒い吟行日でした。
   幼児ふたりの子供連れのお母さんが天守閣へ登っていきました。
   こんな日でも子供は楽しみしていたのでしょうね。
   青森檜葉の柱のお城。
 
  ◇帰りがけに立ち寄った葛布(かっぷ、またはくずふ)屋やざき。
   主人が加工方法などいろいろ説明してくれました。
   100たってなお味のある葛布の襖(ふすま)。
   掛川城の復元プロジェクトに参加して提供した襖。
   紀子さまの買い求められた日傘、60年やっている織姫が
   一日に一本しかできない日傘。皇后さまにもプレゼント用。
   水戸黄門のドラマへの素材提供なども行ったことがある。
  
  ◇葛、葛の花
   秋の季語、葛湯は冬の季語、豆科。
   線路脇などよくみかける紫色の花。太さ10cm以上に達する。
   女性の小指大の太さのまっすぐなものを7〜8月位にとり、
   皮をしごいて剥き9分くらい煮る。
   地面に埋めて2〜3日発酵させ、枝豆くらいに柔らかくする。
   川で何回か洗って揉んでをくりかえす。
   縦糸に綿、横糸に葛をつかって織る。
   糸のつなぎが手作業で機械化できない。
 
  ◇うまい麺処、手打うどん五代...こりゃうまい
 
     天守閣掠めて疾し寒の雲 (眞苗)
     かすめてはやし
       
 
 今月の季語:冬
       マフラー、水仙、炬燵(こたつ)、大寒(1月20日頃)
       熱燗(あつかん)、冬の梅、寒梅(梅そのものは春)  
 
 【豆知識】
    微睡み:まどろみ
    臘梅 :ろうばい、唐梅とも言う。冬の季語。黄色い花をつける。
    冬ざれ:見渡す限り冬の景で、荒れさびた感じ。
 
 

 2000

 ○遠州 細江町 / 龍潭寺 haik2k12.JPG '00.12.17 388kb
   Hosoe Town / Ryoutanji
 
  2000.12月度俳句吟行
    
   忘年会です。皆さんの画像はこちら->haik2k-a.JPG 136kb
   花の舞/初しぼりいただきました。
 
 今月の季語:冬
       ボーナス、短日、室咲き(温室で咲くこと)
 
 【豆知識】
      綿虫  :雪蛍、しろばんば、しろじんじ
           しろい綿をしょってふわふわ飛んでる虫。
      さざれ石:小さな石が集まって大きな岩になったもの。

 ○ Arai Town / Mt. Atago
            haik2k11.jpg  haik2000.11.25 240KB  
 
  2000.11月度俳句吟行
    .新居町/愛宕山
 
   JR新居町駅からさわやかウォーキング
   新居関所から文学碑巡り。
   焼き芋の賃焼き屋さんがあるとは思いませんでした。
   評判のたこ焼きやさん、タコたくさん
   東福寺:仁王門彩るマキの巨木。住職がお堂のすばらしさを語る。
 
 
  「冬菊や 倒れしままに 地に咲けり」 久美子
 
 今月の季語:秋から冬
        寒雀、新沢庵(たくあん)、障子、新酒、葉牡丹
        小春、今年酒、焼き芋、千両
 
 【ことば】
      侘助 :つばきの一種。侘助という人が持ち帰った。
      媼  :おうな、おばあさん。翁おきな、おじいさん。
      御白州:おしらす。奉行所。
 

 ○ Okuyama hannsoubou
            haik2k10.jpg  haik2000.10.22 240KB  
 
  2000.10月度俳句吟行
    .奥山半僧坊/方広寺
 
   不動の滝、散策コースはおてごろ。
   お昼は方広寺精進料理。というか合宿のめし。
 
  「秋の駒 ときどき蹄(ひづめ) 打ちにけり」 吉治
 
 今月の季語:秋
       落ち葉、柿、秋蝶、杜鵑草(ほととぎす)、秋祭り
       虫の声、藁塚、秋蟹、そぞろ寒、石蕗(つわ)
       空澄み、毬栗(いがぐり)
 
 
 【ことば】
       零余子:むかご、ぬかご
            蔓(つる)にたくさんぶら下がった褐色の玉芽。
            塩茹でにするとつまみに最適。
            蔓をたどると自然薯あり。

 
 ○ Tenryu Funagira
             rg2k0930.jpg 2000.09.30 300KB  
 
   2000.09月度俳句吟行
       天竜市漕艇場/船明
 
   今月は初心者の方にも俳句に馴染んでもらおうと、
   BBQイベントと合体して各人一句づつ詠んでもらいました。
   風景の画像をとりこぼし宴会模様のみとなってしまいました。
 
 今月の季語:秋
       七輪で焼いた秋刀魚(さんま)
       秋の雨、秋時雨れ、雨冷え、肌寒し
       松茸飯、椎茸、芋煮会、蜻蛉(とんぼ)
       曼珠沙華(彼岸花)、秋なすび(茄子)

 【ことば】
       初秋、仲秋、晩秋:秋の時期を3つにわけて。
       秋耕:稲を刈った後土を上下に鋤(す)きかえしておくこと。
       薄紅葉(うすもみじ):全体が紅葉しきらない状態。


 
 ○ Hosoe Town / Miharashi no Oka Park
            haik2k08.jpg 2000.08.13 340kb
 
  2000.08月度俳句吟行
     細江町見晴らしの丘公園
   姫様道中の街道に隣接の公園です。
 
 今月の季語:夏
        捕虫網(ほちゅうもう)、日陰、日盛り
        炎天、ボート、朝顔、涼し
 
      :秋
        青栗、天高く、朝顔、枝豆
 
「 四阿の 木の香新し 秋の蝉 」 眞苗
「 青き峰 割りて出ずるや 入道雲 」 吉治
 
 【ことば】
     新涼(しんりょう)、涼新た(りょうあらた)
        :秋に入って催す涼気
     四阿(あずまや):東屋、柱だけで壁のない屋根を四方へ
               吹き下ろした小屋
     秋暑し:残暑
     水脈:みお、澪(みお)

 
 ○ Kamiatago / Aoya Hudoh of Waterfall in Tenryuu City 
            haik2k07.jpg 2000.07.30 340kb
 
  2000.07月度俳句吟行
    .天龍市青谷不動の滝/句碑がたくさんあります。
  .阿多古館/夏座敷、風鈴、古扇風機、振り子時計、鮎料理
    おいしいビールにゆったりとした気分となりました。
 
 今月の季語:夏
      滝、夏座敷、沢蟹、夏のれん、鮎、黴(かび)
      蜩(ひぐらし)、ゆかた、金魚、ハンカチ
 
 【ことば】
     驟雨(しゅうう):にわかあめ
 

 ○ Kosai City / Sakichi Toyoda Memorial House,Shoutaji,Yamaha marina
            haik2k06.jpg 2000.06.25 312kb
 
  2000.06月度俳句吟行
    1.豊田佐吉記念館「障子を開けてみよ 外は広いぞ」
    竹林の中にある生家、機織りの体験もできます。
    つい力をいれすぎて機織り機を壊してしまう私でした。
  2.正太寺
    ミニ番所めぐり。浜名湖が一望できます。
  3.ヤマハマリーナ浜名湖
    ランチバイキング1,800円、和洋中なんでもあり。
    古代米の握り寿司、カレー、スパゲティ、茶そば、マグロ兜煮
    デザートのシュークリームは一押し。
 
「 緑陰に 共に来し人 見失ふ 」 由美子
 
 今月の季語:夏
    マリーナ、ボート、ヨット、ビーチパラソル、花菖蒲(しょうぶ)
    梅雨、夏時雨れ(しぐれ)、枇杷(びわ、丸く黄色い実)、沢蟹、散松葉
    青岬、青田、蜘蛛の巣、グラジオラス、黒南風(くろばえ)
  
       
 【ことば】
   今年竹:ことしだけ
        背丈、太さは緑色の竹とかわりませんが、
        表面が白く、皮のむけた今年成長した竹。
       「竹の皮脱ぐ」「若竹」夏の季語
       「竹の秋」となると春の季語。春に葉が養分を地下の筍に送るため黄ばむ状態。
 
   蹲、蹲踞:つくばい
        茶屋の手洗い鉢。石の手洗い鉢を低く据えてあって、
        手を洗うのに茶客がつくばうから言う。
        神社などにある手洗いの石鉢も同じ様です。
 

     
 ○ Mori tawn / Mikura haik2k05.jpg 2000.05.28 328kb
  森町/三倉
 
  2000.05月度俳句吟行
   神楽坂 峠の茶屋 (百年以上たった古い家)
   店内に流れるクラシックピアノ音楽/エリーゼのために。
   筍飯の季節感あるご膳(2000円なり)おいしいです。
 
「 空白の バスの時刻や 夏薊(あざみ) 」 眞苗
 
 今月の季語:夏
    青葉、黒揚羽
    朴の花(白く大輪で強い香り)
    卯の花(空木:うつぎ、茎の中が空洞なので。ぱあっと咲く白い花。)
    植田、薔薇、夏燕、初蝉
    芽花(つばな):春、イネ科の多年草白芽の花
    山査子:春、中国原産薔薇科の落葉低木。
 
       
 【ことば】
   卯の花腐し:うのはなくたし、夏、五月雨の別名。
          陰暦四月を卯の花月という。
          そのころ降り続く陰湿な霖雨(りんう)。
   滴れる山:夏、みずみずしさの比喩。
        崖や深林の巨岩などから滴々と落ちる清涼な滴り。
 


 ○ Hamamatsu City / Green Park haik2k04.jpg 2000.04.23 384kb
  浜松市緑化推進センター
 
  2000.04月度俳句吟行
 くつろげる公園でした。これは穴場。
 統べての花に名札のついているのが良いですね。
 名札の所に別の花が生い茂り惑わされることも。
 
「 蒲公英(たんぽぽ)も 一隅を得し 百草園 」 眞苗
 
 今月の季語:春
   花がついていれば春。花屑(はなくず)
   若楓(わかかえで)、菫(すみれ)、メダカ
   亀の鳴く、風光る、緑立つ、芝青む
       
 【ことば】
   花蕊(はなしべ):桜の芯だけになった部分は桜蕊。めしべおしべのしべ
   家鴨(あひる)

 
 ○ Ogasa Shrine haik2k03.jpg 2000.03.25 320kb
  小笠神社(静岡県小笠郡)
 
  2000.03月度俳句吟行
 
 富士の見える眺望、浮見堂、
 100mほどの、霊のでそうな真っ暗なトンネル。
 
「 走り根を 台座に佛(ほとけ) 芽吹き山 」 征子
 
 今月の季語:春
       独活(うど)、深山躑躅(みやまつつじ)、春霰(はるあられ)
       囀(さへづり、さえずり)、朧(おぼろ)、花曇り、蓮の葉
       馬酔木(あしび・あせび、鈴蘭のように連なって咲く花、ツツジ科、葉が有毒)
           
 【ことば】
     ・季語が動く:どの季語を使ってもあてはまるような句。
     ・同じものでも四季により違う表現になる例。
      山の四季 :春、山笑う
            夏、山したたる
            秋、山装ふ
            冬、山眠る
      蓮(はす):春、蓮の葉
            夏、蓮の花
            秋、蓮の実
            冬、蓮の骨
      

 ○奥浜名湖/鵺代 haik2k02.jpg 2000.02.20 288kb
 Okuhamanako/Nueshiro
 
  2000.02月度俳句吟行
 
 漁師小屋での牡蠣食い放題。
 マンサク群生地で振る舞いのみかんもち、
 ああ、もう一個食べたかった。
 
 今月の季語:春
        まんさく(金縷梅)、春寒(しゅんかん、はるさむ)
        パンジー(三色菫)、風光る
       冬
        牡蠣(かき)、都鳥(みやこどり)=百合鴎(ゆりかもめ、鴎=區鳥)
        冬かもめ、囲炉裏
 
 【ことば】
       鳥曇り(春) :渡り鳥が北方へ帰っていく頃の曇り空
       冴え返る(春):さへかえる、そろそろ暖かくなったかと思うと
                     また寒さが戻ってくるのをいう。
       侍らす    :はべらす
       好々爺    :こうこうや、人の良い老人
       湛える    :たたえる

 
 ○浜松市/天神町 haik2k01.jpg 2000.01.23 372kb
 Hamamatsu City / Tenjincho
  2000.01月度俳句吟行
 
 酒蔵(天神蔵)での試飲に続き、地ビールとざるそば。
 これはもう句を作るどころではありません。
 原酒のおいしいこと。
 蔵の中の食事処の雰囲気もよし、帰りがけには
 口当たりの良い甘酒もふるまわれて、上機嫌と。
 
 
 今月の季語:冬  
       初酒、寒造り、寒梅、蕎麦湯、竜の玉(紫色の弾む実)
       着膨れ、どんど焼き、葉牡丹、時雨れ
       
 ことば:
       大吟醸 お米を研ぐ割合50%以下(35%位まであり、高価なはずですね)
       吟醸      60%
       純米酒     60-65%
       本醸造     65-70%

 1999

 
 ○天竜/ 田代家 / 光明山 haik9912.jpg '99.12.19 360kb
 Tenryu City / Tashiro House / Mt. Koumyou ruins
 
  99.12月度俳句吟行
 光明山での寒さに、初雪となりました。
 薪割り体験は久々。
 
 今月の季語:冬
       手袋、忘年会、初雪、薪割り、囲炉裏(いろり)

 
 ○森町大洞院/小国神社 haik9911.jpg '99.11.27 516kb
 Mori Town / Daidouin / Ogunijinja
 きれいな紅葉写真でしたので、解像度をあまり落とさず重くなりました。
 
  99.11月度俳句吟行
 
  朝方は引き締まった風が吹いて、寒波がきているようでしたが
  日なたに立つと暖かい。
  紅葉写真を求めて、カメラマンがたくさん。
  七五三も多く、 大安でもあり結婚式が神社でありました。
 
 
 今月の季語:秋
       紅葉(もみじ)、薄紅葉、散り紅葉、照り紅葉
 
       :冬、11/8立冬より。俳句は先取りも可とのこと。
        みかん、絨毯(絨緞)
        袴着、神迎え、小春
       

 ○細江町柳公園 haik9910.jpg '99.10.23 328kb
 Hosoe Town / Yanagi Park
 
  99.10月度俳句吟行
   鯊(はぜ)釣りの皆さんが浜名湖堤防沿いに
   天気も良く、大勢でした。
   
   細江公園の「おもかる大師」
   願いを込めて持った時軽いと、願いが叶う。
 
 
 今月の季語:秋
 
        鯊釣り、鯔(ぼら)、山粧へり、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
        紅葉、黄葉、檸檬(レモン)、団栗(どんぐり、くぬぎの実)、柿
        えのころ草(狗尾草、ねこじゃらし)
      :冬、11/8立冬より。俳句は先取りも可とのこと。
        帰り花/返り花
       (花の季節の終わった桜、梨、桃、躑躅つつじが季節はずれに咲く)
       
 ことば 
     爽籟  :さうらい(秋)、秋風のこと。風に色をつけてそよそよとした様。
     駘蕩  :たいとう、のどかなのんびりとした様。
     藁塚  :にお(秋)、刈り取った藁を堆肥にするため、3角に積んだもの。

     澪つくし:みおつくし、船に通りやすい深い水脈をしらせるもの。
          逆三角形の下側がはみ出た形。
          万葉集に「いなさ細江の澪つくし」とあり。
     吾子  :あこ(わがこ)
 

 
 ○引佐町観音山 haik9909.jpg '99.10.03 372kb
  Inasa Town  / Kanonyama
 
  99.9月度俳句吟行
   2時間程の山歩き、ほうろく沢展望台まで。歩きでがあります。
   浜松市から大平洋まで見えます。眼下にはダム湖。
 
   観音山青少年の自然の家は宿泊も安く、自然の中で遊ぶには良いですね。
   リンデンバウム昼食、ランチはハムステーキとカレーしかありませんが、
   おいしいですよ。
 
 今月の季語:秋
     木の実、杜鵑草(ほととぎす)、毒茸、葡萄、芒(すすき)、落栗、虫の声    
 
 ことば 
     黄落 :こうらく、銀杏(いちょう)などが黄色くなって落ちること。
     幾星霜:いくせいそう、幾年月
          星は一年に天そ一周し、霜は年ごとに降る。
     杣山 :そまやま、植林した山
     仄々 :ほのぼの
     磊落 :おおまかで小事にこだわらぬさま


 ○浜松市都田、滝沢 haik9907.jpg '99.07.24 312kb
  Hamamatsu  / Miyakoda,Takizawa
 
  99.7月度俳句吟行
  浜松市でありながら、滝があったんですね。
  第2東名の工事進んでますね。
  山肌を削り、川の真ん中に足の長い橋脚。
  
  都田の町には酒屋が2軒並んでいるのに、
  お弁当の数無し。途中のコンビニで買っていきましょう。
  特産、大粒の種なし葡萄おいしいです。葡萄狩あります。
 
 今月の季語:夏
       滝、日焼け、蝉、涼し、川遊び、祭太鼓、冷奴    
 


 ○大須賀町/大東町 haik9906.jpg '99.07.03 404kb
  Osuka town / Daito town
 
  99.6月度俳句吟行
          大須賀町
      清水邸庭園
        無料でこんな静かな場所あるんですね。
        愛宕下羊羮は歯応えのあるモッチリとした羊羮で有名。
    大東町
      本勝寺
        紫陽花がいっぱいのお寺です。
        あじさいの種類もいろいろあります。
 
 今月の季語:夏
       梅雨じめり、雨蛙、バナナ、冷房、蟻地獄
       あぢさゐ、梔子(くちなし)、ビール        
 
 ことば:
       なぎ:梛、まきの木の種類
          本勝寺の山門は、槙と梛。
          槙の木も直径1m位の太さになるんですね。
       水馬:あめんぼう

 
 ○磐田/ 桶ケ谷沼、旧見付学校 haik9905.jpg '99.05.29 396kb
  Iwata / Okegayanuma , Old Mitsuke School
 
  99.5月度俳句吟行
    ひょうたん池:湧き水がポコポコ出ています。
    堂山3号古墳:私の自宅から30mの場所で発掘してます。
    桶ケ谷沼  :べっこうとんぼの沼
    旧見付学校 :一番上の4階へ登ると、磐田市内が一望出来ます。
 
 今月の季語:夏
       青葦(蘆)、藷(芋)、亀の子、蟻塚、苺、薔薇、麦の秋
       桜の実(さくらんぼ)、糸蜻蛉(とんぼ)
 
       蛇苺:別名、毒苺。バラ科の多年草。
          俗に有毒とされているが誤り。
       木苺:バラ科の落葉小潅木。
          こっちはとても甘くておいしい。          
 
 ことば:
       湫(くて):沼など水草の生えた地
       涅(くり):水底に淀んだ黒い土
 

 ○遠州 奥山方広寺 / 龍潭寺 haik9904.jpg '99.05.04 164kb
   Enshu Okuyamahoukouji / Ryoutanji
 
   99.4月度俳句吟行
    5月のゴールデンウィークになりました。
    大雨の中の吟行でしたが、
    龍潭寺は雨の方が逆に趣があり素敵です。
 
  今月の季語:夏
       雨蛙、蛙(かわず)、緑雨、五月雨(さみだれ)
       青柏、牡丹、躑躅(つつじ)、葉櫻、雨燕(あまつばめ)
       卯の花腐し(くたし:卯の花がくさるくらい。4月は「卯の花月」)
 
  鯉幟(こいのぼり)の天気予報:
       東風の時は天気が下り坂、西風は晴れ。   
 

 ○天竜市 鳥羽山公園 haik9903.jpg '99.03.31 140kb
  Tenryu City / Tobayama park 
 
   99.3月度俳句吟行
     桜のお花見です。鳥羽山公園の名物お猿は亡くなっていたんですね。
     天竜二俣駅にて昼食。菜飯/田楽(とうふの田楽)こりゃおいしい。
 
  今月の季語:春
       桜、花、花筵(はなむしろ)
       著莪の花(あやめのような、紫と白の小さな花)
        ふらここ(ぶらんこ)
       花馬酔木(はなあしび=すずなりのちいさな花)
       土筆(つくし)、春笋(しゅんじゅん=たけのこ)
 

 ○磐田郡豊岡村 梅園 haik9902.jpg '99.02.28 192kb
  toyooka ume park 
 
   99.2月度俳句吟行
    枝打ちした梅の花を手に、帰路の車の中は香りで一杯でした。
    入園500円、梅干し付き。
    草笛教室など。
   
  今月の季語:春
       梅一色です。
       いぬふぐり(青色の小さな花が地面いっぱいに咲きます)
           
 

 1998

 ○浜松市佐鳴湖/蜆塚古墳 haik9812.jpg '98.12.20 156kb
  Sanaru lake / Sijimizuka kofun
 
   12月度俳句吟行
   冬の古墳遺跡は人もなく静かですね。
   佐鳴湖には先日、世界に600羽しかいないという
   「黒つらへら鷺」が1羽迷いこんで話題になりました。
   
  今月の季語:冬
       北風、木枯し、笹子(冬のうぐいす)、忘年会、おでん
       大根、山茶花(さざんか)

              
 ○館山寺 haik9811.jpg '98.11.29 156kb
  Kanzanji
 
   11月度俳句吟行
    浜名湖館山寺、大草山にある国民宿舎と館山寺温泉遊園地パルパルを
    結ぶロープウェイからの眺めは最高。
    ロープウェイはカード割引で往復¥650-です。
 
   浜名湖では鴨の大群が蜂の群れの様に飛んでいました。
   「鴨の群れ 蜂の大群 かと思い」
     
   今月の季語:冬
              鴨、冬紅葉(もみじ)、四温日和、小春日、セーター

 
 ○金谷町/川根町 haik9810.jpg '98.10.24 137k
   Kanaya Town / Kawane Town
 
   10月度俳句吟行
    JR金谷駅よりSLに乗って川根町へ
  「馬に寝て 残夢月遠し 茶の烟(けむり)」
 
   川根町「野守の池」
   京都の名妓、野守太夫と名僧夢窓国師との
   悲恋物語で有名な池。ブラックバス釣人多し。
 
  今月の季語:秋から冬
              秋霖(しゅうりん)、鳰(にお=かいつぶり=潜水の得意な小鳥)
       初鴨、たい焼き、きのこ、朝寒、稲架(はざ)、芋
 
  俳句的用法:旧かな使ひ
       ○○しており→○○してをり
       にぎわい  →にぎわひ
       休みいる  →休みゐる
       屋根おおう →屋根おほふ
       ○○のように→○○のやうに 

     
 ○浜名郡舞阪町 haik9809.jpg '98.09.19 319k
   Maisaka tawn
 
   9月度俳句吟行
  JR舞阪駅から徒歩で散策、松並木を抜け、脇本陣、岐佐神社赤石、
  舞阪漁港、北雁木、浜名漁協そばのお店でおいしい天丼です。
  JR弁天島駅にて帰路。
 
  突堤では15cm大のさよりが入れ喰い状態。春の季語なのが残念。
 
   今月の季語:朝顔、渡り鳥、風船かつら、根釣、天高し、彼岸花
         新松子(しんちぢり、まつぼっくりのこと)、沙魚(はぜ)
 

  ○周智郡森町 haik9808.jpg '98.08.29 195k
   Mori tawn
 
    8月度俳句吟行
   はぎの寺蓮華寺、大洞院・石松の墓
   もう秋の季題なのに、この日の蒸し暑さ。
 
   今月の季語:法師蝉(つくつくほうし)、赤とんぼ、
         萩、芙蓉(ピンクの大きな花)、台風、秋○○
 

 ○引佐郡 細江町 haik9807.jpg '98.07.18 365k
  Hosoe tawn
 
   細江町のお祭りです。
   神社では奉納の稚児の舞が始まろうとしていました。
   雅楽のライブ。
   そこから、細江公園で登ると浜名湖の眺望が開けます。
 
   夏の季語:夏〜がつけばなんでも。夏休み。
      蝉、汗、祭、プール
      南吹く(南風が吹くこと)
 

 
 ○引佐郡 奥山方広寺 haik9806.jpg '98.06.27 186k
  Okuyama Houkoji,
  It has Zen trainning.    
 
   6月度俳句句会
    ロ奄喃那 智利智利 娑婆訶
  おんなんのー ちりちり そわか
    「おん」は「ロ奄」、この字がないので合成。
  智恵が授かるおまじない。
 
    甘さを押さえた大あん巻(大きいどら焼きのようなもの)はお土産に。
    門前の蕎麦屋の手打ちざる蕎麦。大盛り¥800-、リーズナブル。
    夏の季語、ざるそば、アイス、冷房、ビール、緑、苔、葭簀。
  

  ○磐田郡豊田町 haik9804.jpg '98.04.25 156k
  yuya nagafuji in Toyoda cho.
    A beautiful wisteria trellis.
 
    4月度俳句句会
      熊野の長藤。
   藤棚の前に、新しく建てられた能舞台がありました。
  

    
 ○磐田郡豊岡村  haik9803.jpg '98.03.21 215k
  Shishigahana Park in Toyooka
    There is a big rock like a lion.
 
    3月度俳句句会
   春の季語。春がついた季語はたくさんあります。
     色黄の花をつけるミモザ、淡い桃色のエリカ。
   もう一週間すると、桜が咲き始める様子です。
 

  ○細江町・長楽寺  haik9802.jpg '98.02.21 254k
  Plum blossoms in Chouraku temple of Hosoe tawn
 
     梅林の花のトンネルが満開でした。
     高台に登ると、浜名湖・大草山が見えます。

 ○磐田市のおとなり、袋井市 haik9801.jpg / 98.01.24 332k
   Fukuroi City near Iwata
 
    俳句月例会にて、油山寺・可睡斉 
    ・医王三油山寺(ゆさんじ、地元の人はあぶらやまと呼ばれます。)
           桃山時代に源頼朝が建立した三重の塔は朱色あざやか。
           滝、大きな根っこ、厄除け香、鐘...
           あたかもアミュウーズメントパーク、あきさせません。
    ・可睡斉は徳川家康が命名。
           おおきな下駄、スコップ。6の字のほらあな。

 1997

 ○ 龍潭寺 12/13(日) haik9712.jpg / 97.12.17 up 321k
    The Haike meeting in Hosoe town.
 
      浜名湖畔、龍潭寺、井伊谷宮などを回り、句会を催しました。
   鴨、小春日、ふとん、みかん、くしゃみ、松など冬の季語。
   もう新しい門松置かれ、神主さんも一息ついている様子。

   ※ヤマハ俳句クラブが発足して2回目の吟行になります。
 


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